認知症の方が施設に入居するタイミングとは?判断の目安を解説

認知症の方が施設に入居するタイミングとは?判断の目安を解説

認知症の親の介護を続けるなかで「そろそろ施設も考えたほうがいいのだろうか?」と迷う方は少なくありません。安全面や家族の負担、将来に不安があると感じている方も多いでしょう。

施設入居のタイミングに正解はなく、家族だけでは客観的に判断しにくいものです。この記事では、認知症の方の施設入居タイミングを考え始める目安、迷った場合の相談先や考え方をわかりやすく解説します。

認知症の方の施設入居タイミングは、状況に応じて考える

認知症の方の施設入居タイミングは、状況に応じて考える

認知症の方が施設に入居するタイミングには、正解があるわけではありません。本人の症状や生活の安全性、家族の介護負担、利用できる介護サービスの状況などによって、考え始める時期は異なります。

大切なのは、すぐに結論を出すことではありません。本人や家族が今後どのように暮らしたいかを整理しながら、必要に応じて施設も選択肢の1つとして考えることです。

認知症の方の施設入居タイミングを考え始める3つの目安

認知症の方の施設入居タイミングは、状況に応じて考える

施設入居のタイミングは一律ではないものの「このままで大丈夫だろうか」と感じる場面が増えた場合は、今後の暮らし方を考え始める時期かもしれません。

1.自宅での生活で安全面に心配があるとき

在宅生活で次のような不安が増えてきたときは、施設入居を考え始める目安の1つになります。

  • 転倒することがある
  • 服薬や火の管理をまかせるのが不安になってきた
  • 外出先や帰宅時間が心配になることがある

このような状況が続くと、本人にとってもけがや事故のリスクが高まりやすくなります。とくに高齢者の場合、転倒が生活のしにくさや介護負担の増加につながることがあります。

2.介護保険サービスを使っても負担を感じ始めているとき

介護保険サービスを使っても家族が負担を感じ始めているときは、施設入居を考え始める目安となります。たとえば、次のような状況です。

  • 介護の予定に合わせて生活を調整することが増えた
  • 身体介助や見守りで疲れが残ることがある
  • 仕事や家事との両立が難しいと感じている

デイサービスなどを利用しても、在宅介護では家族が対応しなければいけない「空白の時間」が生まれます。見守りのために、仕事を続けにくくなることもあるでしょう。

サービスで補いきれない時間が多いと感じるときは、介護体制や今後の暮らし方を見直す時期かもしれません。

仕事との両立が難しい理由については「介護と仕事の両立がきつい…つらい理由と支援サービス・相談先も解説」もあわせてご覧ください。

3.今後の暮らしに不安を感じたとき

本人や家族が今後の暮らしに不安を感じ始めたときも、施設入居を考えるきっかけになります。

厚生労働省による認知症介護者2,643名を対象としたアンケート調査では「病気の進行により、本人がどのように変化していくのか不安に思うか」という質問に対し、約半数が「いつも思う」「よく思う」という回答でした*1。

まだ大きな問題が起きていなくても、今後について早めに話し合っておくことで、慌てずに選択肢を整理しやすくなります。

認知症の方の施設入居タイミングに迷うときは、まず相談から

認知症の方の施設入居タイミングに迷うときは、まず相談から

施設入居のタイミングに迷ったときは、専門家に相談しながら考え方を整理していくことが大切です。

1.ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談する

施設入居のタイミングに迷っているときは、ケアマネジャーや地域包括支援センターへの相談を検討してみましょう。

地域包括支援センターでは、認知症の進行に伴う生活上の不安や具体的な困りごとについても相談可能です。必要に応じて、医療機関への受診や介護サービスにつなげてもらえることもあります。

専門家に相談することで、将来起こる可能性がある不安を整理でき、判断の目安を考えやすくなるでしょう

2.本人と家族が大切にしたいことを整理する

施設入居を考えるときは、本人と家族がこれからどのように暮らしたいかを一緒に考えることも大切です。たとえば、以下のような点を整理してみましょう。

  • 本人にできるだけ住み慣れた環境で過ごしてほしいのか
  • 家族の休息や仕事を守りたいのか

迷ったときは、今いちばん困っていることは何か、何を優先したいかを書き出してみるとよいかもしれません。漠然とした不安ではなく、具体的に整理することが大切です。

3.施設も含めて今後の暮らし方を比較する

施設入居を迷うときは、次のような点を比べながら考えてみてください。

  • 本人が安全に過ごせるか
  • 家族が無理なく介護を続けられるか
  • 利用できる介護サービスで支えられるか
  • 費用面で続けやすいか

デイサービスやショートステイを増やして、在宅生活を続ける方法もあれば、施設入居を含めて生活環境を見直す方法もあります。本人にも家族にも無理の少ない方法を比較・検討してみるとよいでしょう。

なお、認知症の方が入居できる施設の種類や注意点など、より具体的な比較情報を知りたい方は「認知症の親を施設に入れるタイミングと注意点を徹底解説」を参考にご覧ください。

認知症の方の施設入居タイミングは、相談しながら整理しましょう

認知症の方が施設に入居するタイミングは、在宅生活の安全面や家族の負担、今後の暮らしへの不安などをふまえて考えることが大切です。1人で抱え込まず、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談しながら、今の状況を整理してみましょう。

また、在宅介護以外の選択肢について整理したいときは、施設に関する情報を集めておく方法もあります。

ベルコの老人ホーム紹介サービス「あなたらしく」は、プロの相談員が無料で直接対面し、老人ホーム・高齢者施設を紹介するサービスです。「まだ先のことだけど、どんな施設があるか知っておきたい」「今後のために話を聞いてみたい」という方も、選択肢の1つとして参考にしてみてください。

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