ベルコ認知症サポートでは認知症や物忘れの改善や予防に役立つ方法、診断テストなどの発信を行っております。医師監修の情報をはじめ進行を抑えるための情報を掲載していますので、ご自身はもちろんご家族のことなどでお悩みの方もぜひご覧ください。 ベルコ認知症サポートでは認知症や物忘れの改善や予防に役立つ方法、診断テストなどの発信を行っております。医師監修の情報をはじめ進行を抑えるための情報を掲載していますので、ご自身はもちろんご家族のことなどでお悩みの方もぜひご覧ください。

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80代の親が少し前のことを忘れるのは単なる物忘れ?認知症との違いや見分ける方法を解説

80代の親が少し前のことを忘れるのは単なる物忘れ?認知症との違いや見分ける方法を解説

最近、80代の親が少し前の出来事を忘れるようになってきたと感じていませんか?

単なる老化による物忘れなのか、それとも認知症の症状なのか、不安に思う方は多いでしょう。

加齢による物忘れと認知症による物忘れは、根本的に性質が異なります。

ここでは、加齢による物忘れと認知症との違いや、見分ける方法について詳しく解説します。

認知症の早期段階のサインを見逃さず適切な対応を取るためにも、ぜひ最後までご覧ください。

加齢による物忘れと認知症との違い

加齢による物忘れと認知症との違い
80代であれば、誰しも思い出したいことがなかなか思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが難しかったりするでしょう。

しかし、加齢による物忘れと認知症には違いがあります

以下は、大まかな目安としてまとめました。

加齢による物忘れ 認知症による物忘れ
体験したこと 一部を忘れる
・友人と話をした内容の一部を忘れる
・昼ごはんに何を食べたか思い出せない
すべてを忘れている
・友人と話をしたこと自体を忘れる
・昼ご飯を食べたこと自体を忘れる
物忘れの自覚 ある
・鍵をどこに置いたか忘れるが、鍵を探していることを自覚している
・薬を飲んだかどうか一瞬迷うが、思い出せる
ない(初期には自覚があることが少なくない)
・鍵の存在自体を忘れる
・薬自体や服用する必要があることを忘れる
日常生活への支障 ない
・メモを取ることで忘れずに済む
・新しいレシピは忘れても、いつもの料理は作れる
ある
・メモの存在自体を忘れる
・料理の基本的な手順を忘れる
症状の進行 極めて徐々にしか進行しない 進行する

加齢による物忘れは日常生活に大きな支障をきたすことは少なく、物忘れを自覚していることが多いです。

しかし、認知症による物忘れは日常生活に影響を及ぼし、進行するという特徴があります。

また、加齢による物忘れは、一般的に新しい情報を覚えることが難しくなりますが、過去の出来事は比較的しっかり覚えています。

しかし、認知症の場合、新しい情報だけでなく、過去の出来事も徐々に忘れてしまうことが特徴です。

認知症の初期症状を見分ける6つのポイント

認知症の初期症状を見分ける6つのポイント
認知症の初期症状は多岐にわたるため、兆候を早めに見極めることが重要といえます。

次のような症状が見られるようになったら、早めに受診しましょう。

1.記憶障害

認知症の中核症状の一つである記憶障害は、日常生活において最も顕著に現れる症状です。

例としては、以下があげられます。

  • 数分前や数時間前の出来事をすぐに忘れる
  • 鍵や財布など身の回りの物を頻繁に置き忘れる
  • 予定や約束を忘れる
  • 昔から知っている人や物の名前が出てこなくなる

同じ質問を何度も繰り返すことも、症状のひとつです。

こちらの記事で対処法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒ 『同じ話を繰り返す母親への対処法|2つの原因と認知症チェック方法も徹底解説』

2.見当識障害

見当識障害は、場所や時間に対する認識が薄れる症状です。

  • 日付や曜日がわからなくなる
  • 慣れた道でも迷い、帰り道がわからなくなる
  • 出来事の順序が混同し、話の内容がまとまらなくなる

3.理解力・判断力の低下

複雑な作業や状況の理解が難しくなります。

  • 銀行の手続きや郵便物の処理ができなくなる
  • 会話やテレビ番組の内容が理解できず、話が噛み合わなくなる
  • 電話のかけ方がわからなくなる
  • 薬を飲み忘れたり、間違って多く飲んだりする

4.日常生活の困難さ

家事や身の回りのことができなくなることがあります。

  • 料理の手順を間違える、掃除や洗濯がきちんとできなくなる
  • 季節に合わない服装をする、外見を整えることに無頓着になる
  • 食事の際に食べ物をこぼすことが増える
  • ゴミの分別ができなくなる、ゴミ出しの日を忘れる
  • お風呂に入るのを忘れる、入浴方法がわからなくなる

5.行動・心理症状

行動や心理の変化も、認知症に伴う重要なサインです。

  • 一人になると不安を感じたり、怖がったりする
  • 趣味や好きだったテレビ番組にも関心がなくなる
  • 些細なことでイライラしやすくなる
  • 誰もいないのに人の姿が見えると主張する
  • 自分の物が盗まれたと疑う

6.軽度認知障害のサイン

軽度認知障害は認知症の前段階ともいわれているため、兆候に注意しましょう。

  • 本人が記憶力の低下を感じる、または家族が気づくことがある
  • 日常生活には大きな支障はないが、以前に比べて物忘れが増えた自覚がある

80代の親が少し前のことを忘れると不安な方は、認知症アプリでチェックしよう

「もしかして認知症?」と考えられる症状に気が付いたら、専門家に相談することが重要です。

しかし、本当に受診が必要なのか迷ってしまうという方もいるかもしれません。

そのような場合、スマホで手軽にチェックできる認知症アプリの利用をおすすめします。

ベルコメンバーズアプリ」の認知機能チェックは、日本認知症予防学会代表理事である浦上克哉教授が監修するチェックテストです。

簡単な質問に答えるだけで認知症のリスクを評価可能です。

診断コメントをもとに、医療機関の受診など必要な対策を検討できます。

認知症は早期に気付いて、医療・介護サービスへつなげることが大切です。

まずは、こちらからアプリをダウンロードし、今すぐチェックしてみてください。

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