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同じ話を繰り返す母親への対処法|2つの原因と認知症チェック方法も徹底解説

同じ話を繰り返す母親への対処法|2つの原因と認知症チェック方法も徹底解説

高齢の母親が同じ話を何度も繰り返すと、家族としてどう対応すべきか悩むことがあります。

時間や気持ちに余裕がないと、ついイライラしてケンカに発展することもあるでしょう。

しかし、同じ話を繰り返す高齢者に対しては、効果的なコミュニケーションのコツがあります。

ここでは、母親が同じ話を繰り返す場合の対処法やその理由、認知症の可能性がある場合はどうすべきかについて解説します。

認知症アプリの活用や専門家への相談方法についても詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

母親が同じ話を繰り返すときの3つの対処法

母親が同じ話を繰り返すときの3つの対処法
高齢の母親に同じ話を繰り返されると、家族が疲弊することもあるでしょう。

ここでは、家族がコミュニケーションを取るためのコツをお伝えします。

1.穏やかに対応する

まず、母親が同じ話を繰り返しても、穏やかに対応することが大切です。

高齢者は不安やストレスを感じやすいため、否定したり指摘したりするのは避けましょう。

たとえば、母親が「昨日、面白いテレビ番組を見たのよ」と話した場合「その話はさっきも聞いたよ」ではなく「どんな番組だったの?」と受け入れます。

同じ話を何度もされることでイライラするかもしれませんが、感情を一旦抑えることが重要です。

受容的に関わることが、母親の心の安定につながります。

2.話題を変える

同じ話が続く場合、自然な形で話題を変えてみましょう。

たとえば「今月はちゃんと年金が振り込まれてた?」と繰り返す場合、「ちゃんと振り込まれてたよ。ところで、庭のお花はそろそろきれいに咲く頃かな」というように、新しい話題に誘導します。

母親の注意を引きつけ、会話のバリエーションも増えます。

さらに「あれは何ていうお花なの?」といった話題に広げることで、会話が明るく前向きなものになるでしょう。

3.オウム返しする

同じ話を繰り返されたときは、オウム返しのテクニックを活用してみてください。

そのまま繰り返すだけで、話を聞いてくれているという安心感を与えることが可能です。

たとえば、母親が「今日はスーパーで野菜が安かったの」と言ったら、「スーパーで野菜が安かったんだね、何を買ったの?」と返答します。

共感しつつ話を広げられるため、コミュニケーションもスムーズになるでしょう。

母親が同じ話を繰り返す2つの原因

母親が同じ話を繰り返す2つの原因
母親が何度も同じ話をするのは、いくつかの原因が考えられます。

特に、老化の影響と認知症の可能性の「2つ」がおもな理由として挙げられます。

1.老化の影響

高齢者にとって、記憶力や認知機能の低下は避けられない現象です。

老化に伴い脳の神経細胞が減少し、情報の処理速度が遅くなります。

短期記憶の保持が難しくなり、新しい情報を記憶する能力が低下するため、同じ話を何度も繰り返してしまうのです。

老化による物忘れは、たとえば以下のようなことです。

  • 朝ごはんに何を食べたか思い出せない
  • 鍵をどこに置いたか忘れる
  • 友人の名前を思い出せない
  • 約束の日時を忘れる
  • 読んだ本の内容を思い出せない

特に、名前や最近の出来事の記憶が思い出しにくくなります。

2.認知症の可能性

同じ話を繰り返すことが頻回に見られる場合、認知症という可能性を考える必要があります。

認知症は、記憶や判断力・日常生活に大きな影響を与える疾患です。

認知症の初期症状として短期記憶の障害が顕著に現れ、最近の出来事や会話を何度も繰り返します。

たとえば、以下のようなことです。

  • 朝ごはんを食べたこと自体を忘れる
  • 鍵の存在自体を忘れる
  • 友人との関係や友人自体を忘れる
  • 約束していたこと自体を忘れる
  • 本を読んだこと自体を忘れる

老化による物忘れの場合、何かを忘れていることは理解しています。

しかし、認知症による物忘れの場合、忘れているという記憶すらないことが大きな違いです。

認知症の初期症状については、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
⇒ 『親が認知症かも…確認すべき5つの初期症状と相談先!今すぐチェックできる方法も紹介』

同じ話を繰り返す母親が認知症かもしれないと思ったら

認知症は早期に診断し適切なケアをすることで症状の進行を遅らせ、生活の質を高めることが可能です。

母親が認知症かもしれないと思ったら、早めに行動しましょう。

1.認知症チェックテストを活用する

まずは、認知症チェックテストの活用をおすすめします。

たとえば「ベルコメンバーズアプリ」の認知機能チェックはスマホで簡単に利用でき、質問に回答していくだけで認知機能のチェックが可能です。

診断コメントをもとに専門家に相談すると、適切なアドバイスが受けやすくなります。

ページ下部からダウンロードできるので、今すぐ試してみてください。

2.専門家に相談する

認知症は早めに専門家に相談することが重要です。

症状が軽度であれば、薬で進行を遅らせることも可能です。

医療機関については、全国もの忘れ外来一覧や、東京都認知症疾患医療センタ―一覧などで検索できます。

いきなり大きな病院に行くことに抵抗がある場合、かかりつけ医に相談してみてもよいでしょう。

かかりつけ医は、必要に応じて専門医へ紹介してくれるはずです。

また、各自治体に設置されている認知症に関する相談窓口や、地域包括支援センターなどに相談するという方法もあります。

母親が同じ話を繰り返すことに悩んでいる方は、まずは無料で利用できる「ベルコメンバーズアプリ」の認知機能チェックを活用してみてください。

今すぐ簡単なチェックテストを受けてから、専門家に相談することをおすすめします。

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