認知症の在宅介護はいつまで続けられる?限界のサインと次の選択肢

認知症の在宅介護はいつまで続けられる?限界のサインと次の選択肢

認知症の家族を在宅で介護していると「もう限界かもしれない」と感じる方も多いでしょう。介護が長引くなかで心身の負担が重なり、先が見えず不安になる方も少なくありません。

限界を感じることは愛情不足や努力不足ではなく、介護のあり方を見直すサインとも考えられます。この記事では、在宅介護で限界を感じやすい状況、今後の選択肢についてわかりやすく解説します。

認知症の在宅介護で限界と感じるのは、介護を見直すサイン?

認知症の在宅介護で限界と感じるのは、介護を見直すサイン?

認知症の親の介護を続けていると、もの忘れや外出して帰り道がわからなくなることへの不安、見守りの負担などが重なり、家族が精神的・身体的に追い詰められてしまうこともあります。

厚生労働省の「認知症の人を介護する家族等に対する効果的な支援のあり方に関する調査研究」によれば、介護者の負担感について、以下のような結果が出ています*1。

  • 非常に負担:16.3%
  • まあまあ負担:28.9%

限界を感じることに対して、自分を責めるのではなく、介護サービスや今後の暮らし方を見直すサインと捉えるとよいかもしれません。

認知症の在宅介護で限界になりやすい状況とは?

認知症の在宅介護で限界になりやすい状況とは?

認知症の在宅介護において、介護者が限界を感じやすい主な状況を解説します。

1人で介護を抱えている

介護を1人で担う状況が続くと、休息や気分転換の時間を取りにくいため、心身の負担が重くなる傾向があります。

厚生労働省の調査でも「介護を代わってもらえる人がいない」と回答した人は30.2%でした*1。また、介護者の約半数が「自由に使える時間がなくなった」と感じています*1。

いつ終わるのか先が見えず苦しい、家の中は密室に近いので精神的ダメージが大きいといった声も聞かれ、心理的負担が増大しやすいと考えられます。

もの忘れへの対応で気持ちに余裕がない

もの忘れの症状があると、同じ説明や声かけを何度も繰り返す場面が増え、家族の負担が重なりやすくなります。厚生労働省によれば「同じことを何度も何度も聞く」という症状は、介護者の負担感と非常に強く関連するとされています*1。

また、記憶障害により「本人の気持ちや意思がわからない」と感じることが、介護者の気が休まらないといった負担感の主な要因とされています。

同じ話を繰り返す場合の対応については「同じ話を繰り返す母親への対処法|2つの原因と認知症チェック方法も徹底解説」も参考にご覧ください。

外出時の見守りが必要で目が離せない

1人での外出が心配になると、介護者の負担が大きくなりやすいとされています。目が離せないという状況が続くことで、社会参加や気分転換の時間などが取りにくくなるためです。

また、外出先がわからなくなる心配や事故などへの不安から、常に気を配り続ける必要があり、重圧を感じやすくなります。とくに深夜の外出や見守りが続くと、介護者の睡眠不足や疲労感につながりやすくなります。

自宅でできる対策については「認知症の徘徊はなぜ起こる?家庭でできる対策と「探さない」の正しい意味」も参考にご覧ください。

認知症の在宅介護が難しいと感じたときの選択肢

認知症の在宅介護が難しいと感じたときの選択肢

認知症の在宅介護が難しいと感じたときは、今の状況に合う支援や今後の暮らし方を見直してみることも大切です。

介護保険サービスを見直す

家族だけで抱え込まず、介護保険サービスを見直すことも大切です。たとえば、日中の負担が大きいときはデイサービス、介護する家族が休息を取りたいときはショートステイなどを利用する方法があります。

まずは、ケアマネジャーに「現在、何がとくにつらいのか」を具体的に相談することが大切です。適切なサービスの組み合わせを再提案してもらえる可能性があります。

また、家族会や認知症カフェなどに参加することで、気持ちが少し軽くなる場合もあります。同じ悩みを持つ仲間との交流や、経験者からのアドバイスを受けることが可能です。

施設への入所も選択肢の1つとして検討する

在宅介護の継続が難しいと感じたときは、施設への入所も今後の暮らし方を考える選択肢の1つです。厚生労働省の調査では、認知症介護者の46.2%が「施設入所を希望している」という回答でした*1。

施設には、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など、さまざまな種類があります。ケアマネジャーや地域包括支援センターなどの専門職と相談しながら、本人の思いや家族の負担もふまえ、今後の暮らし方を整理していくことが大切です。

認知症の在宅介護に限界を感じたら、相談することが大切

多くの場合、認知症の介護は長期化する傾向が高いとされています。1人で介護を抱えたり、もの忘れへの対応が続いたりするなかで、限界を感じやすくなります。

ケアマネジャーへ相談することで、本人や家族に合う暮らし方を考えやすくなるでしょう。

また、在宅介護以外の選択肢について整理したいときは、施設に関する情報を知っておくと、気持ちが少し楽になることもあります。

ベルコの老人ホーム紹介サービス「あなたらしく」は、プロの相談員が無料で直接対面し、老人ホーム・高齢者施設を紹介するサービスです。施設について知りたい方や、選択肢の1つとして検討したい方は、必要に応じて参考にしてみてください。

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