ベルコ認知症サポートでは認知症や物忘れの改善や予防に役立つ方法、診断テストなどの発信を行っております。医師監修の情報をはじめ進行を抑えるための情報を掲載していますので、ご自身はもちろんご家族のことなどでお悩みの方もぜひご覧ください。 ベルコ認知症サポートでは認知症や物忘れの改善や予防に役立つ方法、診断テストなどの発信を行っております。医師監修の情報をはじめ進行を抑えるための情報を掲載していますので、ご自身はもちろんご家族のことなどでお悩みの方もぜひご覧ください。

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英語を話せると認知症になりにくい?予防のための学習法をお伝えします

英語を話せると認知症になりにくい?予防のための学習法をお伝えします

英語が話せる人は、認知症になりにくいと言われていますが、なぜなのでしょうか?

2言語以上話せる人は認知症になりにくい理由について解説します。

さらに、今から英語学習に取り組んでも遅くないのか、また、認知症予防の効果が期待できる具体的な英語学習方法についても紹介しています。

認知症予防として英語学習が気になっている方、これから英語を学び始めようと思っている方はぜひチェックしてみてください。

英語が話せる人は、認知症になりにくい?

英語が話せる人は、認知症になりにくい?
2言語が話せるバイリンガルは、脳が損傷を受けたときに認知機能の低下を予防する認知予備力(認知予備能)が高いことが報告されています。

認知予備力はこれまでどのような生活を送ってきたかという個人の経験に基づき、どれだけ柔軟に脳内の情報を処理できるかどうかという能力です。

バイリンガルは、日常的に相手や状況に合わせてどちらの言語を使うかを選択し、言語のスイッチを切り替えるという高度な認知活動をしています。

そのため、注意力や実行機能が強化されやすくなると言います。

言語のスイッチを切り替える刺激は、普段とは違った脳の働きを促し、認知機能の維持に貢献するため、認知症の発症リスクの低減につながるのです。

ベルギーで行われた研究によると、アルツハイマー型認知症の疑いがあると診断されたバイリンガルは、モノリンガルに比べて症状が現れるまで4.6年、診断まで4.8年の遅延が認められました。

認知症の発症を遅らせる要素の1つとして、近年、2言語を使用できるバイリンガリズムが注目されています。

日本語(母国語)と英語の2言語を話せると、認知症予防が期待できるでしょう。

注意力などの認知機能を使うプリント課題はこちらからダウンロードできます。
⇒ 『【無料プリントあり】認知症予防に役立つプリントの活用方法と選び方』

今から英語を勉強しても認知症予防になる?

今から英語を勉強しても認知症予防になる?
バイリンガルではない人がこれから英語を勉強しても認知症予防になるのでしょうか。

第2言語学習が認知機能に与える影響を調査した研究では、第2言語を学習することは、たとえ高齢者であっても認知症の発症を遅らせる効果が期待できると報告されています。

4ヶ月ほどの短い期間の学習であっても全体的な認知機能が改善し、認知予備力を高めることがわかっています。

したがって、英語を学ぶのに遅すぎるということはありません。

英語を学習することで新たな目標ができたり、同じ英語を学ぶ仲間との交流の機会が増えたりなど、メリットはたくさんあります。

英語学習に興味を持った時こそ始めどきかもしれません。

認知症予防になる英語学習・4つのポイント

認知症予防になる英語学習・4つのポイント
認知症予防のための英語学習で、意識して欲しい「4つのポイント」を紹介していきます。

英単語を暗記する

記憶特化型の認知トレーニングが、記憶に関連する脳領域の血流の増加や脳内領域ネットワークの活性化につながることがわかっています。

英単語を暗記するといった記憶に特化した勉強法は、認知症予防の効果が期待できます。

認知症予防におすすめの英単語勉強法をいくつか挙げたので、参考にしてみてください。

  • 書きながら覚える
  • 声に出しながら覚える
  • オリジナルの単語帳を作って覚える
  • 身体を動かしながら覚える

義務的にならずに、楽しみながら取り組むことが大切です。

英単語は使う場面を意識して暗記すると、記憶が定着しやすくなるでしょう。

「歩きながら覚える」など2つのことを同時に行う二重課題を意識するのも認知症予防の効果が期待できると言われています。

お気に入りの音楽に合わせて体を動かしながら覚えるなど、工夫してみるのもよいですね。

英語でコミュニケーションを取る

人との会話交流は認知症予防において重要な要素です。

英語でコミュニケーションが取れると、交流の幅も広がるでしょう。

英語学習はインプットだけではなく、アウトプットも必要です。

「英会話教室に通う」「オンライン英会話を楽しむ」など、英語を用いたコミュニケーションは成果を実感でき、英語の勉強も続けやすくなりますよ。

認知症予防になるコミュニケーションの効果はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ 『認知症の予防にはコミュニケーションが効果的!4つの方法も紹介』

英語で日記を書く

認知症予防には、体験したことを思い出す「エピソード記憶」や2つ以上のことを同時に行える「注意分割機能」、「計画力・思考力」などを刺激する課題が望ましいとされています。

英語で日記を書くと、それらの認知機能が刺激されるとともに、言語のスイッチを切り替える刺激も加わり、より脳が活性化しやすくなるでしょう。

あとから読み返すことで、エピソード記憶も刺激できます。

パソコンやアプリを利用するのもよいですし、手を動かして日記帳に書いた方が記憶が定着しやすいという人もいるでしょう。

自分が取り組みやすい方法で英語の日記を続けてみてくださいね。

目標を持って学習する

認知症予防のために英語を勉強するなら継続が大切です。

英語の勉強を続けていくコツとして、達成しやすい目標を持つことがおすすめです。

たとえば、次のような目標を立ててみてはいかがでしょうか。

  • 海外の友達と英語で会話したい
  • 好きな洋画を字幕なしで見たい
  • 海外旅行に行きたい

身近な目標を持つと英語学習にメリハリがつき、続けやすくなるでしょう。

英語学習とあわせて認知機能チェックも行おう

認知症予防のために英語の勉強を始めるなら、以下のポイントを意識しましょう。

  • 二重課題を意識して英単語を暗記する
  • 英語でコミュニケーションを取る
  • 英語で日記を書く
  • 身近な目標を持つ

英語学習は楽しみながら続けることが大切です。

そして、今の自分の認知機能を知るために、認知機能チェックも合わせて行うことをおすすめします。

定期的に認知機能チェックを行うことで、日頃の生活では気付きにくい認知機能の低下を早期発見しやすくなるでしょう。

認知機能チェックは、アプリを活用すると短時間で手軽に行えます。

ベルコメンバーズアプリ」は、簡単に認知機能をチェックでき、総合得点や総合評価も確認できるアプリです。

さらに無料登録で、診断コメントや項目ごとの正解率がわかり、過去の診断結果との比較も行えます。

スマホだけで簡単にできる認知機能チェックなので、ぜひ英語学習と合わせて取り組んでみてくださいね。

認知機能をチェックできるアプリの情報はこちらにも詳しくまとめています。
⇒ 『認知症予防に役立つチェックアプリ3選!おすすめポイントも紹介』

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