認知症予防にゲームは役立つ?理由と無理なく続ける3つの工夫を紹介

認知症予防にゲームは役立つ?理由と無理なく続ける3つの工夫を紹介

「認知症予防にゲームは役立つの?」「慣れないゲームはかえって親の負担になるかも…」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

ゲームは、やり方次第で日常生活に取り入れやすい活動の1つです。大切なのはどのゲームを選ぶかよりも、本人が無理なく続けられ、家族や仲間と安心して関われる形で取り入れることです。

この記事では、認知症予防に向けた習慣づくりとしてゲームが選択肢になる理由、選び方、続けるための工夫をわかりやすく紹介します。

認知症予防にゲームは本当に役立つの?

認知症予防にゲームは本当に役立つの?

まず知っておきたいのは、特定のゲームで認知症を完全に防いだり、進行を止めたりする確かな方法は、現時点ではわかっていないという点です。

一方、厚生労働省の「認知症予防支援マニュアル」によれば、脳を使う知的な活動や人との交流頻度が、認知症予防に向けた生活環境づくりに役立つと考えられています*1。ゲームは「考える・話す・笑う」といった要素が自然に生まれやすい活動です。

ただし、ゲームはあくまで手段に過ぎません。本人が負担を感じず、生活の中で楽しい時間を過ごせるかどうかが大切です。

どんなゲームが認知症予防に向いている?

どんなゲームが認知症予防に向いている?

ここでは、どのようなゲームが向いているのかを見ていきましょう。ゲームの具体例を交えながら紹介します。

1.考えたり覚えたりする場面が多いゲーム

認知症予防を考えるうえでは、考えたり覚えたりする要素が自然に含まれているかどうかが大切です。厚生労働省の資料によれば、段取りが必要な活動は、物事を計画的に進める力が気になり始めた場合の取り組みとして推奨されています*1。

ゲームの具体例としては、以下が挙げられます。

  • 将棋
  • 囲碁
  • オセロ

また、自宅で行うだけでなく、身近な地域で開催される将棋大会などへの参加もおすすめです。外出や他者との関わりが生まれることで、生活習慣を変えるきっかけにつながる可能性があります*1。

2.人と交流しながら楽しくできるゲーム

人と同じ時間を共有しながら、楽しく取り組めるかどうかもポイントです。具体的には、次のようなゲームが挙げられます。

  • トランプ(神経衰弱、七並べなど)
  • すごろく(人生ゲームなど)
  • 麻雀

順番を待ったりできごとについて話したりしながら、自然にやりとりが生まれます。勝ち負けだけでなく、途中の流れを話題にできる点も特徴です。

複数人でゲームをすることは、参加者同士のコミュニケーションを活発にし、認知的な機能を刺激しやすいとされています*1。

認知症予防と麻雀の関係について詳しく知りたい方は「麻雀が認知症予防に?楽しみながら脳を使って健康に」をご覧ください。

3.失敗を気にせず取り組めるゲーム

日常生活に取り入れる場合、気軽に取り組めるかどうかも意識したいポイントです。間違いや失敗が起こりやすいゲームでも、やり直しができたり、結果を笑い合えたりする内容であれば、心理的な負担を感じにくいでしょう。

たとえば、次のようなゲームが挙げられます。

  • 簡単なクロスワードパズル
  • しりとり
  • 連想ゲーム

途中で失敗しても流れの一部として受け止めやすく、続けやすい点が特徴です。緊張感が強すぎないゲームを選ぶことで、本人が前向きな気持ちで参加しやすくなります。

また、計算や漢字なども、自宅で手軽に取り組める方法です。詳しく知りたい方は「【無料プリントあり】認知症予防に役立つプリントの活用方法と選び方」をご覧ください。

認知症予防に向けてゲームを無理なく続ける3つの工夫

認知症予防に向けてゲームを無理なく続ける3つの工夫

ここでは、認知症予防につなげるために、ゲームを無理なく続ける工夫を紹介します。

1.教わる姿勢で声を掛ける

予防のためにゲームをするよういわれると、親は拒絶感を持ってしまうことがあります。たとえば「囲碁を覚えたいから教えて」というように、家族が教えを請う形で誘ってみるのがおすすめです。

ある研究では、自尊心や生活満足度などの高さが、心の健康や認知機能の状態と関連していることが報告されています*2。ゲームを通して、自分が誰かの役に立っているという役割意識を感じることは、前向きに活動を続けるモチベーションになるでしょう。

2.スモールステップで成功体験を重ねる

日常生活に認知症予防の活動を取り入れる場合、うまくできるかという技術よりも、無理なく長期的に続けられることが大切です。

認知症予防に向けた活動は小さな目標を設定し、自分にもできたという成功体験を積み重ねること(スモールステップ)が重要だとされています*1。活動を楽しみつつ、自己肯定感を得られるようにすることが継続のコツといえます。

3.勝ち負けよりも、一緒に過ごす時間を大切にする

ゲームを認知症予防の一環として取り入れるときは、結果や勝ち負けに目を向けすぎないようにしましょう。勝敗を強く意識するとできなかったことが気になり、負担につながる場合があるからです。

家族や仲間と同じ時間を共有し、お互い助け合いながら会話を楽しむことが、認知症予防において価値のある刺激だとされています*1。

コミュニケーションの重要性について詳しく知りたい方は「認知症の予防にはコミュニケーションが効果的!4つの方法も紹介」をご覧ください。

ゲームを無理なく取り入れて、認知症予防につなげましょう

認知症予防を意識するうえで、ゲームは無理なく続けられる習慣づくりの1つとして取り入れやすい方法です。本人のペースや趣向を尊重しながら、日常生活に取り入れてみてください。

また、現在の認知機能に不安がある場合、ベルコメンバーズアプリの認知機能チェックを活用するのもおすすめです。アプリに登録し、15問の簡単な質問に答えることでテスト結果が表示されます。

日々の変化を振り返る目安として活用しながら、これからの生活や関わり方を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

*1 厚生労働省:認知症予防支援マニュアル(改訂版).

*2 Dos Santos, S. B., Rocha, G., Fernandez, L., de Pádua, A. C., & Reppold, C. (2018). Association of Lower Spiritual Well-Being, Social Support, Self-Esteem, Subjective Well-Being, Optimism and Hope Scores With Mild Cognitive Impairment and Mild Dementia. Frontiers in Psychology, 9, 371.

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