レビー小体型認知症の特徴とは?日常場面での具体例や対応のヒントも解説

レビー小体型認知症の特徴とは?日常場面での具体例や対応のヒントも解説

「見えるはずのないものが見えると言っている」「会話の調子が日によって違う」
最近、親の様子が少し変わったと不安に感じていませんか?

こうした変化は年齢や睡眠の影響などでもみられる場合もありますが、レビー小体型認知症の可能性も考えられます。ここでは、レビー小体型認知症とほかの認知症との違い、日常場面でみられやすい症状の特徴、変化に気づいたときのヒントをわかりやすく解説します。

レビー小体型認知症とは?ほかの認知症との違い

レビー小体型認知症とは?ほかの認知症との違い

レビー小体型認知症は、ほかの認知症と現れ方が少し異なるとされています。

レビー小体型認知症の基礎知識

レビー小体型認知症は、脳の中に「レビー小体」と呼ばれるたんぱく質の変化がみられることで発症すると考えられています。神経の働きに影響する可能性があるとされていますが、すべての原因は解明されていません。

もの忘れ以外に見え方(幻視)や、動作がゆっくりになるといった体の動き(パーキンソニズム)など、いくつかの変化が重なることがあります。

また、年齢による変化と区別が難しい場合もあります。国内ではアルツハイマー型、血管性認知症に次いで多い認知症の1つとされています。

ほかの認知症について詳しく知りたい方は「認知症の種類と特徴を解説|改善が期待できる原因や受診の目安も紹介」も参考にご覧ください。

レビー小体型とアルツハイマー型との違い

アルツハイマー型認知症では、初期から新しい出来事を覚えにくくなるなど、記憶の低下が症状の中心です。一方、レビー小体型認知症では、記憶の低下よりも見え方の変化や調子の波、体の動きの変化が目立つ場合があります。

アルツハイマー型認知症について詳しく知りたい方は「アルツハイマー型認知症の初期症状とは?日常生活での具体例をもとに解説」をご覧ください。

レビー小体型認知症の特徴【日常場面での具体例】

レビー小体型認知症の特徴【日常場面での具体例】

ここでは、レビー小体型認知症にみられる特徴を解説します。日常生活で気づきやすい場面を中心に見ていきましょう。

1.幻視|実際にはないものが見える

レビー小体型認知症では、はっきりとした幻視が繰り返しみられることがあります。ぼんやりした影ではなく、次のように人物や動物など具体的に見える場合があります。

  • 部屋の隅に子どもが立っているように見える
  • 小さな動物が歩いているように見える
  • カーテンの模様が人の顔に見える

本人には本当に見えているため、否定されると混乱や孤独感を感じてしまいます。まずは「そう見えているんだね」と共感し、部屋を明るくするなど環境を調整してみるのも1つの方法です。

2.認知機能の変動|調子に波がある

レビー小体型認知症は、日によって認知機能に差が出ることが特徴です。たとえば、午前中は会話がはっきりしていても、夕方になると反応がゆっくりになる場合があります。

ほかにも、次のような変化がみられることがあります。

  • 昨日は普通に話せたのに、今日は返事が少ない
  • しっかりしている日と、ぼんやりする日がある
  • 集中できる時間が短くなる

調子の波は一時的に見えることもあり、体調や睡眠の影響を受ける場合もあるとされています。調子がよい時に大切な話をするなど、タイミングを見ながらコミュニケーションをとる工夫も大切です。

3.体の動きの変化|手足の震え・歩きにくさ

レビー小体型認知症は、体の動作に変化が出ることがあります。医学的には「パーキンソニズム」と呼ばれます。

たとえば、次のような状態です。

  • じっとしているときに手足が震える
  • 歩幅が小さくなり、すり足になる
  • 立ち上がるまでに時間がかかる
  • 体がこわばり、スムーズに動けなくなる
  • 無表情に見える

また、睡眠中に大声で叫んだり、手足を大きく動かしたりする「レム睡眠行動異常症」がみられることもあります。ただし、症状だけでは加齢や他の病気との区別が難しいため、早めに医療機関に相談することが大切です。

レビー小体型認知症の症状については「「虫が見える」という幻覚はレビー小体型認知症?症状や家族ができる対応法」も参考にご覧ください。

もしかしてレビー小体型認知症?変化に気づいたときのヒント

もしかしてレビー小体型認知症?変化に気づいたときのヒント

見え方の変化や動きの違和感が続く場合でも、症状だけでレビー小体型認知症と判断することは難しいとされています。

大切なのは、日常生活で「何かおかしいな」というサインを見逃さないことです。変化に気づいた場合、高齢者の総合的な相談窓口である地域包括支援センターや、かかりつけ医などへの相談を検討しましょう。

相談する際は、次のような点をメモしておくとスムーズです。

  • いつ頃から始まったのか
  • どのような症状が気になっているか
  • 具体的に生活上の何に困っているか

医療機関の受診時は、お薬手帳や過去の病歴、直近(3か月以内)の血液検査データなどがあれば、持参するとよいでしょう。

レビー小体型認知症の特徴を理解し、早めの受診につなげましょう

レビー小体型認知症は、幻視や調子の波、体の動きの変化などが組み合わさってみられることがあります。ただし、症状だけで判断することは難しいため、気になる変化がある場合は早めに専門家への相談を検討しましょう。

認知症の仕組みやよくあるご質問については「認知症の基礎知識― 大切な人の「気になる変化」に、やさしく寄り添うために」もぜひ参考にご覧ください。

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