老人ホームの費用と資産の目安|1千万・3千万・5千万シミュレーション
2026年4月28日
老人ホームの費用は資産いくらで足りるのか、不安に感じていませんか?
「年金だけでは厳しい」「貯金が底をついたらどうしよう」と悩む方は多いです。
本記事では、1千万円・3千万円・5千万円の資産別に老人ホーム費用のシミュレーションを解説します。
見落としがちな隠れコストや、持ち家を活用して資金を作る方法も紹介。
老人ホームの費用と資産の目安

老人ホームに必要な資産額は、月の赤字額と入居年数によって異なり、目安は600万〜3,000万円以上です。
難しく見えますが、「毎月の赤字額×想定入居期間+初期費用」という計算式で、目安が見えてきます。
資産の取り崩し額が決まる基本の計算
(月の総支出 − 月の手取り年金)× 12ヶ月 × 入居予定年数 + 入居一時金
【計算例:月の赤字が5万円で10年間入居する場合】
5万円 × 12ヶ月 × 10年 = 600万円
この計算を自分の数字に当てはめてみることが、資金計画の第一歩です。
「思ったより少ない」と感じる方も、「老人ホームの費用がやっぱり足りないかも」と感じる方も、まずは現実を把握することが大切です。
【ケース①】資産1,000万円・年金月10〜12万円(単身・国民年金中心)
「貯金は1,000万円あるけれど、年金も少なくて不安…」という方に多いパターンです。
このケースでは、老人ホームの費用は公営施設(特別養護老人ホームなど)が比較的安く抑えられるため、第一の選択肢になります。
【シミュレーション(特養・相部屋を利用)】
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 毎月の収入(年金) | 約11万円 |
| 居住費・食費 | 約6万円(減額制度利用) |
| 介護サービス自己負担(1割) | 約2.5万円 |
| 医療費・日用品・理美容代など | 約2.5万円 |
| 毎月の支出合計 | 約14万円 |
| 毎月の収支 | 赤字3万円 |
毎月約3万円の赤字が発生しても、老人ホームの費用は非課税世帯のメリットを活用すれば、年金収入の範囲内でまかなえる可能性が高くなります。
参考:厚生労働省「サービス付き高齢者向け住宅等の月額利用料金」
【ケース②】資産3,000万円・年金月15万円
このケースは、民間の介護付き有料老人ホームも選択肢に入ってくる層です。
個室でのプライベートな生活や、充実したレクリエーションなど、老後の質にこだわりたい方にとって現実的な選択肢が広がります。
【シミュレーション(一般的な介護付き有料老人ホーム)】
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 入居一時金(初期費用) | 500万円 |
| 毎月の収入(年金) | 約15万円 |
| 介護サービス自己負担(1~2割) | 約3万円 |
| 医療費・日用品・理美容代など | 約4万円 |
| 毎月の支出合計 | 約25万円 |
| 毎月の収支 | 赤字10万円 |
初期費用500万円を除いた残り2,500万円で、毎月10万円の赤字を補填すると約20年間(10万円 × 12ヶ月 × 20年 = 2,400万円)の継続が可能です。
参考:厚生労働省「有料老人ホームの現状と課題について」
【ケース③】資産5,000万円・年金月20万円以上
資産5,000万円あれば、資金ショートの心配はほぼなく、手厚い人員配置・医療体制を備えた高品質な施設も視野に入ります。
【シミュレーション(都市部の高級有料老人ホーム)】
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 入居一時金(初期費用) | 1,500万円 |
| 毎月の収入(年金) | 約20万円 |
| 家賃・管理費・食費 | 約20万円 |
| 介護サービス・上乗せサービス費 | 約6万円 |
| 医療費・日用品・理美容代など | 約4万円 |
| 毎月の支出合計 | 約35万円 |
| 毎月の収支 | 赤字15万円 |
初期費用1,500万円を除いた残り3,500万円で、毎月15万円の赤字を補填しても約19年間(15万円 × 12ヶ月 × 19年 = 3,420万円)は維持可能です。
費用の内訳と見落としやすい3つのリスク

シミュレーションの数字だけを見て安心するのは、少し待ってください。
パンフレットに載っている金額は基本料金であり、実際の生活では必ず上乗せコストが発生します。
入居一時金と月額利用料の相場
実は、施設の種類によって費用相場はまったく違います。
民間施設の場合、入居一時金を数百万~数千万円も老人ホームの費用として一括で払う必要があるケースがあります。
一方で老人ホーム費用の月額には、家賃・管理費・食費等が含まれますが、これらは基本料金だけで毎月15~30万円程度はかかると見込んでおきましょう。
パンフレットには載らない隠れコストは要注意
毎月の利用料に含まれない支出として、以下が発生することを覚えておいてください。
- 医療費・薬代・おむつなどの日用品
- 理美容代(月1~2回で数千~1万円程度)
- 身元引受人を家族に頼めない場合は老人ホームの費用と別に保証会社の契約料がかかる
これらが積み重なると、月に3〜5万円の見えない出費になることも珍しくありません。
想定外の長生きリスクと介護度悪化を想定
老人ホームの費用計画で最も見落とされがちなのが、長生きリスクです。
平均寿命ではなく、入居後15年・20年を想定した試算をしておくことを強くおすすめします。
さらに制度改正による老人ホーム費用で保険の自己負担割合の変動にも注意を払う必要があります。
「まだ先の話」と思わず、今から余裕を持った計画を立てることが、将来の安心につながります。
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資産が足りない場合は?持ち家(不動産)を活用する方法

「現金だけでは理想の施設に入れそうにない…」そんな方に知っていただきたいのが、持ち家を活用して資金を確保する方法です。
空き家にせずに売却で老人ホーム費用に充てる
最もシンプルで確実な方法は自宅の売却です。
誰も住まなくなった家は、固定資産税や維持管理費がかさむ一方で、資産としての価値は時間とともに下がっていくことが多いです。
売却資金を入居一時金や月額費用の補填に充てれば、資金不安は大きく和らぎます。
売却益が出た場合は、譲渡所得として確定申告の手続きが必要になるので忘れないようにしましょう。
自宅を残したいならリバースモーゲージや賃貸
「できれば家を残したい」という方には、以下の2つの選択肢があります。
- リバースモーゲージ:自宅を担保に老後資金を借り入れ、亡くなった後に不動産を売却して返済する仕組み
- 賃貸に出す:自宅を賃貸に出して毎月の家賃収入を得る方法
参考:りそな銀行「リバースモーゲージとは?仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説」
費用と資産を長持ちさせる:減額制度・住み替え・専門家相談の活用

どんなケースでも共通して言えることがあります。
「使える制度は、全部使う」ことです。
減額制度と住み替えの活用
「高額介護サービス費」や「特定入所者介護サービス費」などの制度を使えば、毎月の負担上限額を一定に抑えられます。
どうしても資金が厳しくなった場合は、費用が安い施設や地方の施設へ住み替えることも一つの手です。
ただし、高齢になってからの環境変化は心身への負担が大きいため、最初から無理のない計画を立てることが何よりも重要です。
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正直に言うと、資産寿命を正確に見立てるのはプロでも難しい作業です。
施設の費用体系は複雑で、公的制度との組み合わせや個人の健康状態によって、答えはまったく変わってきます。
だからこそ、1人で抱え込まずに第三者の客観的な視点を取り入れることが、後悔しない選択につながります。
まとめ
老人ホームの費用と資産計画で大切なのは、「今の状態を正確に把握し、隠れコストと長生きリスクを織り込んだ、少し余裕のある試算をすること」です。
資産1,000万円・3,000万円・5,000万円、いずれの状況でも、老人ホームの費用内訳を細かく確認し、利用できる制度や不動産活用を組み合わせれば、必ず道は開けます。
「自分には無理だ」と諦める前に、一つひとつの選択肢を丁寧に確認してみてください。
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老人ホームの費用と資産についてよくある質問
ここでは老人ホームの費用と資産についてよくある質問をまとめています。
資産を老人ホーム費用に使い切ってしまったら、その後はどうなりますか?
費用が支払えなくなった場合、すぐに強制退去となるわけではありませんが、最終的には退去を求められる可能性が高いです。
老人ホームの費用が払えない事態に陥る前に、施設長やケアマネージャーに相談しましょう。
認知症が進んで意思判断ができなくなった場合、資産管理はどうすればいいですか?
「成年後見制度」や「家族信託」を事前に準備しておくことをおすすめします。
口座名義人が認知症になると、銀行口座が凍結され、家族であってもお金を引き出せなくなってしまいます。
夫婦で同時または順番に老人ホームに入る場合、資産はどう試算すればいいですか?
夫婦2人での老人ホーム入居はそのまま費用が2倍になるわけではありません。
しかし、「2人分の費用が長期間重なるリスク」を想定して厳しめに試算することをおすすめします。




