老人ホーム費用の月額相場は15~25万円!施設別の内訳と失敗しないチェックポイント

2026年4月16日

老人ホーム費用の月額相場は15~25万円!施設別の内訳と失敗しないチェックポイント

老人ホーム費用の月額はいくらかかるのでしょうか?結論として、月額相場は15~25万円が目安です。

 

ただし、公的施設か民間施設か、要介護度、立地(都市部か地方か)によって大きく変わります。

 

たとえば、首都圏では20~30万円が中心ですが、地方都市では15万円前後で入居できる施設もあります。

 

本記事では、施設別の相場・内訳・将来の値上がりリスクまで分かりやすく解説します。

 

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【施設種別】老人ホーム費用の月額相場

【施設種別】老人ホーム費用の月額相場
 

老人ホームの月額費用は「公的施設」か「民間施設」かで大きく異なります

 

目安として公的施設なら10万円前後から、民間施設なら15万円以上が相場だと覚えておきましょう。

 

特別養護老人ホーム:月額6~15万円

 

特養と呼ばれる公的施設です。

 

費用が安く抑えられるのが最大の特徴ですが、原則として要介護3以上が入居条件となります。

 

所得に応じた軽減制度があり、費用を抑えたい方の第一候補ですが、待機者が多いのが現実です。

 

介護付き有料老人ホーム:月額15~30万円

 

介護付有料老人ホームは、民間施設の中で最もポピュラーなタイプです。

 

介護サービス費が定額であるため、介護度が上がっても費用の変動が予測しやすいメリットがあります。

 

手厚い介護や充実したレクリエーションを求めるなら、こちらのタイプがおすすめ。

 

住宅型有料老人ホーム:月額12~25万円

 

住宅型有料老人ホームは、生活支援サービスが付いた高齢者向けの住まいです。

 

介護が必要になった場合は、外部の介護事業所と別途契約してサービスを利用します。

 

自立度が高い間は費用を抑えられますが、介護度が重くなると外部サービス利用料がかさみ、結果的に割高になるケースもあるため注意が必要です。

 

サービス付き高齢者向け住宅:月額12~25万円

 

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、賃貸住宅に近い形態です。

 

安否確認と生活相談が基本サービスで、自由度の高い生活が送れます

 

家賃相場は周辺の賃貸物件よりやや高めに設定されていることが多く、介護サービスは住宅型と同様に外部利用となります。

 

老人ホーム費用の月額内訳|何にいくらかかっているのか

老人ホーム費用の月額内訳|何にいくらかかっているのか
 

月額費用として提示される金額には、実は「含まれていない費用」が多々あります。

 

パンフレットの月額利用料だけで判断せず、老人ホームの費用内訳を細かくチェックしましょう。

 

家賃(居住費):月5~15万円

 

施設の立地や部屋の広さ(個室か多床室か)で大きく変わります。

 

都心部や新築の施設では高くなる傾向があります。

 

多くの有料老人ホームでは、入居一時金を支払うことで月額の家賃部分を安く抑えるプランも用意されています。

 

食費:月4~6万円(1日3食の場合)

 

1日3食とおやつの費用です。

 

注意点は「食べた分だけ支払う」施設と「定額制」の施設があること

 

欠食時の返金規定についても確認しておくと安心です。

 

また、治療食や刻み食などの特別対応には追加料金がかかる場合があります。

 

管理費・共益費:月2~5万円

 

共用部分の水道光熱費や維持管理、事務スタッフの人件費などが含まれます。

 

施設によっては、レクリエーション費がここに含まれていることもあれば、別途徴収されることもあります。

 

老人ホームの費用比較を行う際は、管理費に含まれるサービス範囲を見比べましょう。

 

介護サービス費:月1~3万円(要介護度で変動)

 

介護保険の自己負担分(1~3割)です。

 

たとえば、要介護度が高くなればなるほど、この自己負担額も上がります。

 

居住費を例に、1ヶ月あたりの利用限度額(支給限度額)を見てみましょう。

 

要介護度 支給限度額(1ヶ月) 1割負担 2割負担 3割負担
要支援1 50,320円 5,032円 10,064円 15,096円
要支援2 105,310円 10,531円 21,062円 31,593円
要介護1 167,650円 16,765円 33,530円 50,295円
要介護2 197,050円 19,705円 39,410円 59,115円
要介護3 270,480円 27,048円 54,096円 81,144円
要介護4 309,380円 30,938円 61,876円 92,814円
要介護5 362,170円 36,217円 72,434円 108,651円

 

参考:厚生労働量 介護サービス情報公表システム「サービスにかかる利用料|介護保険の解説

 

医療費・日用品・オプション:月1~5万円

 

ここが見落としがちなポイントです。

 

おむつ代、理美容代、医療機関への受診費、薬代などは基本的に実費負担となります。

 

特に医療依存度が高い方やおむつを常時使用する方は、月額で3~5万円ほど上乗せして考えておく必要があります。

 

実際に老人ホーム費用のシミュレーションをするならこちら >> 【あなたらしく公式HP】

 

老人ホーム費用の月額が高くなるタイミング

老人ホーム費用の月額が高くなるタイミング
 

入居時の費用がずっと続くわけではありません。

 

①:要介護度が上がったとき(月1~2万円増)

 

介護認定の区分が上がると、介護保険サービスの利用限度額や自己負担額が増加します。

 

たとえば、要支援から進行して老人ホームの費用が要介護2の区分になった場合、月々の支払いは数千円から数万円単位で増加します。

 

②:医療依存度が高くなったとき(月2~5万円増)

 

年齢を重ねて医療処置が必要になると、訪問看護や往診の回数が増え、医療費の自己負担額が跳ね上がります。

 

また、施設によっては医療処置に対する協力費などが加算されるケースもあります。

 

③:施設が費用改定を行ったとき(年1回程度)

 

物価高騰や人件費の上昇に伴い、管理費や食費が値上げされることがあります。

 

実際に、光熱費や食材費の高騰を理由に、月額費用を数千円〜1万円程度改定する施設が増えています。

 

参考:日本経済新聞「老人ホーム月料金、物価高で上昇 コロナ前比平均1万円超

 

老人ホーム費用の見積もりで失敗しないチェックポイント

老人ホーム費用の見積もりで失敗しないチェックポイント
 

「思っていた金額と違う」というトラブルを防ぐためには、入居前に詳細な見積もりを取ることが不可欠です。

 

老人ホーム費用の総額を正しく把握するためのポイントを解説します。

 

基本料金だけで判断してはいけない理由

 

広告に掲載されている「月額〇〇万円~」という老人ホーム費用は、あくまで「家賃・食費・管理費」の最低ラインであることが多いです。

 

ここに介護保険の自己負担分、医療費、日用品費などを加えた実質支払い額は、表示価格プラス3~5万円を見ておくのが安全です。

 

要介護度・医療依存度で月額が上がる仕組み

 

見積もりを取る際は、現在の介護度だけでなく、「もし介護度が重くなったら(例:要介護5になったら)いくらになるか」というシミュレーションも依頼しましょう。

 

もし、長生きして老人ホーム費用を10年払い続けたらなどのケースも想定しておくことで、資金計画の破綻を防げます。

 

オプション費・入院時費用・費用改定の確認事項

 

入院して施設を不在にしている間も、家賃や管理費の支払いは継続する施設が一般的です。

 

また、退去時の原状回復費用や、洗濯・買い物代行などの生活サポート費がどの程度発生するかも確認してください。

 

見学時に必ず聞くべき質問リスト

 

見学時に以下の3点を確認すると、施設の信頼性も見えてきます。

 

  • 入居者の平均的な月額支払額(オプション込み)はいくらですか?
  • おむつなどの日用品の持ち込みは可能ですか?
  • 昨年度、値上げはありましたか?

 

 

老人ホーム費用の月額は年金で払える?簡易シミュレーション

老人ホーム費用の月額は年金で払える?簡易シミュレーション
 

老人ホームの費用を誰が払うのかというのは家族にとってデリケートな問題。

 

ここでは実際にシミュレーションを見てみましょう。

 

年金額別シミュレーション

 

 

  • 【ケースA:国民年金のみ(月額約6.5万円)】
  • 選択肢:特養(多床室)や低価格の軽費老人ホーム
  • 収支:月額費用が10万円前後かかるため、毎月3.5万円以上の不足が発生
  • 対策:預貯金の取り崩しか、生活保護を前提とした施設探し
  • 【ケースB:厚生年金受給(月額約15万円)】
  • 選択肢:特養(個室)、地方の有料老人ホーム、サ高住
  • 収支:地方都市なら±0円圏内、ただし医療費込みで月数万円の不足の可能性
  • 対策:不足分は預貯金・自宅活用・家族支援などで補填する必要あり

 

 

不足分がある場合の考え方とシミュレーション

 

不足分をどうカバーするか、老人ホーム費用の捻出方法を事前に家族会議で話し合っておきましょう。

 

  • 預貯金の切り崩し:毎月5万円不足する場合、5年間で300万円必要
  • 自宅の売却・賃貸:空き家となる自宅をリバースモーゲージなどで資金化
  • 家族による補填:贈与税の基礎控除範囲内(年110万円)で支援する、あるいは扶養控除を活用するなど

 

老人ホーム費用の相続税対策も意識しましょう。

 

参考:国税庁「No.4402 贈与税がかかる場合

 

まとめ

老人ホーム選びで後悔しないために、費用の月額相場とチェックポイントを振り返りましょう。

 

  • 老人ホーム費用の月額は公的施設は6~15万円、民間施設は15~30万円が目安
  • 介護費・医療費・日用品で+3~5万円が必要
  • 要介護度の上昇や年1回程度の費用改定による値上げを想定しておく

 

月額表示だけでなく、介護費・医療費・日用品を含めた支払い総額で判断し、複数施設の資料を比較することから始めましょう。

 

自分にピッタリの施設を見つけるならこちら >> 【あなたらしく公式HP】

 

老人ホーム費用の月額についてよくある質問

ここでは、老人ホーム費用の月額についてよくある質問をまとめています。

 

月額10万円台で入れる老人ホームはありますか?

 

はい、あります。特別養護老人ホーム(特養)の多床室や、地方都市にある住宅型有料老人ホームなどが該当します。

 

ただし、老人ホームの費用が安い施設は人気が高く待機者が多い傾向にあります。

 

夫婦で入居する場合、老人ホームの費用は月額でどのくらいになりますか?

 

夫婦二人部屋がある施設の場合、家賃や管理費の一部が割引され、一人当たり2~3割程度安くなることがあります。

 

一般的には二人で月額30~50万円程度が相場となります。

 

入院した場合でも老人ホームの月額費用は払い続ける必要がありますか?

 

はい、基本的に家賃(居住費)と管理費は支払う必要があります。

 

食費や水道光熱費の実費分は、不在日数に応じて減額されることが一般的です。

 

契約書や重要事項説明書で「入院時の費用規定」を必ず確認してください。