老人ホームの費用捻出はどうする?払えないときに今すぐできる7つの方法

2026年4月16日

老人ホームの費用捻出はどうする?払えないときに今すぐできる7つの方法

老人ホームの費用捻出について、親の年金だけで足りるのか不安を感じていませんか?

 

介護が現実的になった今、毎月の支払いや入居一時金をどう工面すべきか悩むご家族は少なくありません。

 

本記事では、費用が払えない時に今すぐできる7つの資金捻出方法を具体的に紹介

 

自宅売却の判断基準や利用できる公的制度、予算を抑える施設選びまで徹底解説しました。

 

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老人ホームの費用捻出が必要になるケース

老人ホームの費用捻出が必要になるケース
 

老人ホーム費用の捻出が必要になるのは「想定よりも入居期間が長引いたとき」や「医療依存度が高まったとき」です。

 

老人ホームの月額費用と年間費用の目安

 

まずは目標金額を知ることがスタートです。

 

老人ホーム費用の相場は施設の種類によって大きく異なります。

 

種類 月額費用の目安 年間費用の目安
特別養護老人ホーム(特養) 5~15万円 60~180万円
介護老人保健施設(老健) 8~20万円 96~240万円
介護付き有料老人ホーム 15~35万円 180~420万円
住宅型有料老人ホーム 10~25万円 120~300万円
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 10~25万円 120~300万円

 

これに加え、医療費や日用品費などの実費がプラスされます。

 

年金だけでは足りないケースが多い理由

 

費用捻出が難しくなる主な理由は、物価上昇と介護度の進行です。

 

たとえば、入居当初は自立度が高くても、年齢とともに介護度が上がれば自己負担額が増えます。

 

また、昨今のインフレにより、食費や光熱費(管理費に含まれるケースが多い)が値上げされるリスクも考慮しなければなりません。

 

「費用が払えない」と感じるタイミング

 

資金不足が表面化するのは、入居から数年後が多い傾向にあります。

 

「最初は預貯金があったが、老人ホーム費用を10年払い続けたら底をついた」という事例もあります。

 

限界が来てから慌てるのではなく、早めにライフプランを見直すことが重要です。

 

老人ホームの費用捻出|払えないときに今すぐできる7つの方法

老人ホームの費用捻出|払えないときに今すぐできる7つの方法
 

費用が足りない場合でも、諦める必要はありません。

 

まずは資産の棚卸しと、家族間での協力体制を見直すことで解決策が見えてきます。

 

①:親の預貯金・年金を正確に把握する

 

最初にやるべきことは現状把握。

 

老人ホーム費用の月額を支払う資産がどれくらいあるか、通帳を全て確認しましょう。

 

本人が認知症になって口座が凍結される前に、代理人カードを作成するか、家族信託の手続きをしておくことをおすすめします。

 

参考:グリーン司法書士法人・グリーン行政書士法人「銀行の代理人カードとは?メリット・デメリットや作り方について

 

②:入居一時金なし・月額型の施設を選ぶ

 

まとまった資金がない場合は、初期費用を抑えるのが鉄則です。

 

多くの施設で「入居一時金0円プラン」を用意しています。

 

月額費用は割高になる傾向がありますが、手元の現金を温存できるため、資金ショートのリスクを先送りできます。

 

③:親の家を売却するという選択肢

 

誰も住んでいない実家があるなら、売却して現金化するのが最も確実な方法。

 

都心部や立地の良い物件であれば、数千万円の資金が手に入り、高級な老人ホームへの住み替えも視野に入ります。

 

④:家を売らずに資金化(リースバック・リバースモーゲージ)

 

「家は残したい」という場合は、自宅を担保にお金を借りるリバースモーゲージや、自宅を売却して賃貸として住み続けるリースバックがあります。

 

ただし、これらは評価額が厳しめに見積もられることが多いため、慎重なシミュレーションが必要です。

 

⑤:子ども・兄弟で費用を分担する

 

親の資産だけで足りない場合、老人ホームの費用を誰が払うのか家族会議で決める必要があります。

 

特定の子供だけが負担すると、将来の相続争いの火種になります。

 

支援額によっては贈与税の対象にはなりませんが、念のため税理士への確認や扶養控除の活用も検討してください。

 

⑥:補足給付・高額介護サービス費などの公的支援を使う

 

所得が低い場合、国からの補助を使えば老人ホーム費用の自己負担を減らせます。

 

特に特定入所者介護サービス費は、食費と居住費の負担を軽減してくれる強力な制度です。

 

知らないと損をするため、役所の窓口で必ず確認しましょう。

 

参考:西東京市「特定入所者介護サービス費(負担限度額認定)

 

⑦:施設のランクを調整して総額を下げる

 

一度入居した施設でも、支払いが厳しければ転居を検討します。

 

郊外エリアでや築年数が古い施設など、老人ホームの費用比較をしながら探せば、サービスレベルを維持したまま月額数万円ダウンできる選択肢もあります。

 

【関連記事】老人ホーム 費用 総額

 

老人ホームの費用捻出|払えないときに今すぐできる7つの方法

老人ホームの費用捻出|払えないときに今すぐできる7つの方法
 

実家の扱いは、費用捻出において最大のキーポイントです。

 

結論として、空き家になるなら早期売却、配偶者が住むなら維持が基本となります。

 

売却したほうがいいケース(空き家・築古・相続人が合意)

 

親が一人暮らしで施設に入居する場合、空き家は固定資産税や維持管理費がかかる負動産になりかねません。

 

将来的に住む親族がいないなら、建物が傷む前に売却し、介護費用に充てるのが合理的です。

 

売らないほうがいいケース(配偶者居住・将来同居予定)

 

父親が施設に入り、母親が自宅に残るようなケースでは、家を売ることはできません。

 

また、将来子供がUターンして住む予定がある場合も維持すべきです。

 

この場合は、自宅を担保にする資金調達法などを検討しましょう。

 

相続トラブルにならないための注意点

 

実家を売却して介護費用に充てる際は、必ず兄弟姉妹の合意を得て、収支を記録に残してください。

 

「親の金を使い込んだ」と疑われないためにも、透明性が重要です。

 

また、将来の老人ホーム費用の相続発生時に、「介護費用を多く負担した分、遺産を多くもらう(寄与分)」といった主張をする場合も、事前の話し合いと証拠が不可欠です。

 

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公的制度で老人ホームの費用はどこまで軽減できる?

公的制度で老人ホームの費用はどこまで軽減できる?
 

公的制度をフル活用することで、支払いが困難な状況を打開できる可能性があります。

 

補足給付:月5万〜10万円の軽減が可能(対象条件あり)

 

世帯全員が住民税非課税などの条件を満たす場合、介護保険施設での食費・居住費が軽減されます

 

これにより、老人ホーム費用の安い施設であれば、年金のみで入居可能になるケースがあります。

 

参考:全国公益法人協会「補足給付 – 非営利用語辞典

 

高額介護サービス費:月額上限4.4万円(超過分は払い戻し)

 

1ヶ月の介護サービス利用料(1~3割負担分)が一定の上限額を超えた場合、超過分が払い戻される制度です。

 

一般的な所得世帯であれば、月額44,400円が上限となります。

 

申請を忘れると戻ってこないため注意が必要です。

 

参考:厚生労働省「高額介護サービス費の負担限度額が見直されます

 

生活保護:月6万〜9万円の施設なら入居可能

 

どうしても費用が捻出できない場合は、生活保護の受給を申請し、生活保護対応の施設へ入居する道があります。

 

老人ホーム費用の内訳のうち、家賃分は住宅扶助、介護費は介護扶助でまかなわれます。

 

参考:厚生労働省「生活保護制度

 

費用が理由で老人ホーム入居を諦めないための施設選び

費用が理由で老人ホーム入居を諦めないための施設選び
 

予算が厳しいからといって、介護を自宅で抱え込むのは家族共倒れのリスクがあります。

 

一時金なしで入れる老人ホーム

 

入居一時金が0円の施設を探しましょう。

 

近年は競争が激化しており、初期費用を無料にする施設が増えています。

 

特養・サ高住という選択肢

 

特別養護老人ホーム(特養)は待機者が多いですが、費用は格安です。

 

また、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の中には、介護サービスを外部利用にすることで費用を抑えている所もあります。

 

ただし、要介護度が上がると外部サービスの利用料が増える点には注意してください。

 

たとえば、老人ホーム費用は要介護2の段階では安く済んでも、要介護5になると割高になる可能性があります。

 

見学時に確認すべき費用項目

 

パンフレットの金額だけで判断してはいけません。

 

以下が含まれているか、別途請求なのかを必ず確認しましょう。

 

  • おむつ代
  • リネン代
  • 洗濯代
  • 通院介助費
  • レクリエーション費など

 

 

老人ホームの費用捻出最終チェックリスト

 

最後に老人ホーム費用を捻出する際に確認すべきチェックリストをまとめて紹介。

 

  • 親の預貯金・年金額を把握したか
  • 利用できる公的制度を申請したか
  • ケアマネージャーに予算の上限を伝えているか
  • 自宅の資産価値を査定したか
  • 家族間で費用負担のルールを決めたか

 

 

まとめ

老人ホームの費用の捻出は、早めの現状把握と、使える制度をフル活用することが成功のカギです。

 

年金だけで足りない場合は、自宅の活用や家族間での分担、そして施設ランクの見直しを冷静に行いましょう。

 

諦める前に、ケアマネジャーや行政、そして専門家に相談することで、必ず道は開けます。

 

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老人ホームの費用捻出についてよくある質問

ここでは、老人ホームの費用捻出についてよくある質問をまとめています。

 

老人ホームの費用が途中で払えなくなったらどうなりますか?

 

支払いが滞ると、連帯保証人に請求がいきます。

 

それでも払えない場合は退去を求められるのが一般的です。

 

そうなる前に、担当のケアマネジャーやソーシャルワーカーに相談し、安い施設への転居や生活保護の申請を検討してください。

 

兄弟が費用負担を拒否した場合はどうすればいいですか?

 

法律上、子供には親の扶養義務がありますが、自分の生活を犠牲にしてまで援助する義務(生活保持義務)までは問われないことが大半です。

 

弁護士などを入れて話し合うのも1つの手です。

 

参考:e-Gov「民法 第八百七十七条 (扶養義務者)

 

老人ホームの1ヶ月の費用はいくらですか?

 

施設によりますが、特養などの公的施設で約10~15万円、民間の有料老人ホームで約15~30万円が目安です。

 

これに医療費や雑費が数万円加算されると考えて準備しておきましょう。