高齢者に合ったボランティアの種類|メリット・注意点や探し方も解説

高齢者に合ったボランティアの種類|メリット・注意点や探し方も解説

定年退職した親が家にこもりがちになり「何か始めた方がよいのでは?」と感じることはありませんか?

年齢を重ねても、人と交流したり役割を持ったりする機会は、健康維持につながる可能性があるといわれています。厚生労働省の政策でも、人生100年時代において高齢者から若い世代まで活躍できる社会づくりは、重要な課題の1つです。

ここでは、高齢者に多いボランティア活動の種類、メリットと注意点などをわかりやすく解説します。

高齢者に多いボランティア活動の種類

高齢者に多いボランティア活動の種類

ボランティア活動とは、地域での支え合いや交流のことです。高齢の方でも、これまでの人生経験やスキルに合わせて参加できる活動が豊富にあります。

ここでは、主なボランティア活動の種類を見ていきましょう。

1. 話し相手や見守りのボランティア

話し相手や見守りは体への負担が少なく、高齢の方でも始めやすい活動です。2010年の全国社会福祉協議会の調査によれば、ボランティアの活動内容として最も多く、全体の39.2%を占めていると報告されています。

人と話すことが好きな方には、向いている可能性があります。これまでの職場における人間関係や友人との間で人と関わってきた経験は、相手の気持ちに寄り添う活動で役に立つでしょう。

たとえば、次のようなボランティアがあります。

  • 地域サロンでの会話や交流
  • 一人暮らしの高齢者への声掛け訪問
  • 電話での安否確認

また、小学校の通学路での交通安全や、防犯を目的とした子どもたちの見守り活動も、社会的に重要なボランティアとされています。

人とのコミュニケーションが健康に役立つ理由は「認知症の予防にはコミュニケーションが効果的!4つの方法も紹介」もあわせてご覧ください。

2. 地域を支えるボランティア

日常生活や地域行事を支える活動は、会話よりも実際に動く作業が中心です。話すのは少し苦手という方でも、自然に会話が生まれやすいでしょう。

また、長年の家事や仕事の経験は、段取りを考えながら作業を進める活動で役立ちます。

  • お祭りや季節行事の準備や片付け
  • 病院での受付案内や事務の手伝い
  • 公園や花壇の整備

ボランティアの活動頻度は月に数回や、1か月に10時間未満が最も多いとされています。定年退職後の生活リズムに合わせて、無理なく参加しやすい点が特徴です。

3. 経験や得意分野を活かせるボランティア

これまで続けてきた趣味や特技は、誰かに教えたり一緒に楽しんだりする活動につながることがあります。具体的には、次のような活動です。

  • 読み聞かせ(朗読)
  • 手話や点訳
  • 児童の学習支援
  • 趣味教室の手伝い

全国社会福祉協議会の調査によれば、活動する動機の約4割が、自身の関心や趣味から自然につながったものでした。

ボランティアや趣味を無理なく続けるコツは「認知症予防におすすめの趣味|役立つ理由や無理なく続けるコツも紹介」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

高齢者のボランティア活動によるメリットと注意点

高齢者のボランティア活動によるメリットと注意点

ここでは、高齢の方がボランティア活動をするにあたってのメリットと注意点を見ていきましょう。

高齢者がボランティア活動に参加するメリット

ボランティア活動のメリットとしては、主に次のような点が挙げられます。

  • 新たな仲間やつながりが広がる
  • 人の役に立っていると実感できる
  • 心身の健康維持につながる可能性がある

全国社会福祉協議会の調査では、活動を通じて多くの仲間ができたと感じている人は、64%と報告されています。「生きがいを得ることができた」と答えた人は32.2%、「活動自体が楽しい」と感じている人は半数を超えました。

さらに、37.9%の人が「心身ともに健康であり続けている」と回答しています。とくに高齢者層では、ほかの世代よりも生きがいや健康の維持につながると感じる傾向が強いと示されました。

健康維持に大切な生活習慣については「認知症予防で大切な3つの生活習慣|今日からできる始め方と続けるコツ」でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

高齢者がボランティア活動に参加する際の注意点

ボランティア活動に参加する際は、体調や体力に合った活動を選びましょう。

また、良かれと思ってすすめても、本人が強制されていると感じるとストレスになります。まずは「近所でこんなことやってるみたいだよ」と情報を伝える程度から始めてみるとよいかもしれません。

70代以上では、他の世代よりも事故を心配する声が目立つという調査もあります。安全管理や万一の際の保険への加入状況などは、事前に確認しておくことがおすすめです。

高齢者のボランティアの探し方と家族ができるサポート

高齢者のボランティアの探し方と家族ができるサポート

高齢の方がボランティアを探すには、次のような方法が一般的です。

  • 自治体の広報誌や市区町村の公式サイトで調べる
  • ボランティアセンター・社会福祉協議会に相談する
  • 地域の公民館や図書館の掲示板で探す

インターネットで「地域名+ボランティア」と検索してみてもよいでしょう。

家族がボランティア活動を肯定したり、褒めたりすると、本人にとっては大きな継続のモチベーションになります。また、無理な活動内容になっていないか、確認することも大切なサポートです。

高齢者のボランティア活動は、健康的な生活につながる可能性がある

ボランティア活動は、特別な資格がなくても始められる身近な社会参加の1つです。高齢の方が人との交流や役割を持つ時間は、生活の張り合いや心身の健康維持につながる可能性があるといわれています。

無理のない範囲で、自分に合った形を見つけることが大切です。健康維持や認知症予防についてさらに詳しく知りたい方は「認知症の基礎知識― 大切な人の「気になる変化」に、やさしく寄り添うために」も参考にしてみてください。

【参考文献】

厚生労働省:「人生100年時代」に向けて.

社会福祉法人全国社会福祉協議会:全国ボランティア活動実態調査報告書(2010).

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