遠距離介護に疲れたときの相談先|介護保険サービスや見守り支援を紹介

遠距離介護に疲れたときの相談先|介護保険サービスや見守り支援を紹介

親と離れて暮らしている場合「すぐに駆けつけられない」「どこまで自分が支えればよいのか」と悩むことも多いのではないでしょうか。仕事や家庭と両立しながら対応を続けるうちに、疲れを感じるのは自然なことです。

この記事では、遠距離介護に疲れたときの相談先や、負担を軽くするために活用できるサービスを紹介します。

遠距離介護に疲れたと感じる理由

遠距離介護に疲れたと感じる理由

離れて暮らす親を支える遠距離介護の場合、帰省や連絡対応などの負担が重なりやすくなります。

また、親の様子を直接確認しにくいため、体調の変化や食事、火の元などへの心配が大きくなりやすいものです。厚生労働省の補助事業による調査研究報告書では、カシオ計算機株式会社が実施した遠距離介護に関するアンケート結果が紹介されています。同アンケートでは、遠距離介護をしている家族約200人のうち、40%強の人が「介護が見えないこと」に不安を感じていたとされています。

遠距離介護は実際に介助する時間だけでなく「何かあったらどうしよう」という見えないストレスを抱えやすいといえるでしょう。

遠距離介護に疲れたときの相談先

遠距離介護に疲れたときの相談先

遠距離介護に疲れたときは、一人で悩まず早めに専門家に相談しましょう。たとえば、眠れない、仕事や家庭に支障が出ていると感じる場合、限界まで我慢しないことが大切です。

主な相談先としては、地域包括支援センターやケアマネジャーが挙げられます。

地域包括支援センター

地域包括支援センターでは、高齢者の生活や介護、認知症に関する相談ができます。たとえば、次のような悩みがあるときに相談しやすい窓口です。

  • 親のもの忘れが増えて困っている
  • 今後一人暮らしができるのか心配
  • 介護保険の申請や利用できるサービスを知りたい

地域包括支援センターは、すべての市町村に設置されています。まずは、親が住む地域の自治体に問い合わせてみましょう。

ケアマネジャー

親が要介護認定を受けている場合は、ケアマネジャーに現在の困りごとを具体的に伝えるとよいでしょう。親の生活状況に合わせて、介護保険サービスの利用内容や回数、組み合わせを調整してもらえる可能性があります。

もの忘れや生活の変化が気になる場合は、かかりつけ医やもの忘れ外来などへの相談も検討しましょう。認知症が疑われる場合の受診先については、KW「認知症 何科」も参考にご覧ください。

【介護保険】遠距離介護で利用できるサービス

【介護保険】遠距離介護で利用できるサービス

介護保険では、本人の状態に応じてさまざまなサービスを利用できる場合があります。介護保険サービスを組み合わせることで、家族の負担を軽くする選択肢が広がります。

ただし、利用できる内容や回数は、要介護度や本人の状況によっても異なるため、ケアマネジャーに相談しましょう。

訪問介護 ヘルパーが自宅を訪問し、食事・排泄・入浴の介助や、掃除・買い物などを支援する
訪問看護 看護師などが自宅を訪問し、健康状態の確認や医療的ケアを行う
デイサービス 日中に施設へ通い、食事や入浴、機能訓練などを受けられる
ショートステイ 施設で短期間宿泊し、介護を受けられるサービス。家族の休息や出張時にも利用できる
福祉用具貸与 工事を伴わない手すりや歩行器、介護ベッドなどを借りられる(※対象品目は要介護度などによって異なる)

また、通い・訪問・泊まりを組み合わせて支援する「小規模多機能型居宅介護」というサービスもあります。本人の状態や家族の状況に合わせて、事業所のケアマネジャーが支援内容を調整する点が特徴です。

デイサービスについては「認知症対応型デイサービスとは?メリット・デメリットと選び方も解説」も参考にご覧ください。

【介護保険外でも可能】遠距離介護で利用できるサービス

【介護保険外でも可能】遠距離介護で利用できるサービス
介護保険外でも、遠距離介護の負担を軽くするサービスがあります。

1.見守り・緊急通報サービス

センサーや通報ボタンなどを使い、離れて暮らす親の安否確認や緊急時の連絡につなげるサービスです。自治体によっては、24時間体制で通報を受け付け、必要時に119番通報する仕組みなどもあります。

また、民間の警備会社などが提供するサービスでは、緊急時の駆けつけや家族への連絡に対応しているものもあります。

2.配食サービス

自治体の配食サービスでは、配達時に安否確認を行っている場合もあります。配達回数や食事の種類は自治体によって異なり、週数回・夕食のみなどから選べることもあります。

民間事業者の配食サービスは、利用頻度やメニューを比較的柔軟に選択できる場合があるため、親の食事や調理の負担が心配なときに検討しやすいでしょう。

3.家事代行サービス

掃除・洗濯・買い物など、日常生活を支える民間サービスです。要支援・要介護認定を受けていない方や、介護保険の対象外となる家事支援を希望するときに検討できます。

介護保険では、原則として本人以外の家族のための家事や大掃除、庭の手入れなどは対象外です。作業範囲や費用は事業者によって異なるため、事前に確認しましょう。

4.受診付き添いサービス

受診付き添いサービスは、家族が通院に同行できない場合に検討できる支援です。

介護タクシーや民間の付き添いサービスでは、自宅から医療機関までの送迎に加え、受付や会計、診察時の付き添いに対応している場合があります。あらかじめ、対応範囲を確認しておきましょう。

遠距離介護に疲れたら、早めの相談とサービス活用を検討しましょう

遠距離介護に疲れを感じたときは、一人で抱え込まず、地域包括支援センターやケアマネジャーに早めに相談しましょう。親のもの忘れが気になる場合は、日々の変化を振り返るきっかけとして、ベルコメンバーズアプリの認知機能セルフチェックをご活用ください。

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