老人ホームの費用は要介護2だと月額15万〜25万円!在宅との比較と判断基準

2026年3月27日

老人ホームの費用は要介護2だと月額15万〜25万円!在宅との比較と判断基準

老人ホームの費用は要介護2の場合、具体的にいくらかかるのか不安に感じていませんか?

 

まずは施設ごとの相場を正しく把握し、無理のない資金計画を立てることが重要です。

 

本記事では、要介護2の方が入居できる老人ホームの種類や費用の相場、介護保険の自己負担額について詳しく解説していきます。

 

また、在宅介護を続けた場合との費用比較や入居の判断基準もあわせて紹介。

 

予算に合った老人ホームを探す

 

 

老人ホームの費用は要介護2だと月額いくら?

 

老人ホームの費用は要介護2の場合、月額15~25万円程度です。

 

ただし地域差があり、首都圏では月20〜30万円が中心ですが、地方都市では15万円前後の施設もあります。

 

要介護2の月額費用:15万〜25万円(介護保険込み)

 

老人ホーム費用の月額内訳は大きく分けて「基本料金」と「介護サービス費」です。

 

  • 基本料金:家賃・食費・管理費(約13~20万円)
  • 介護サービス費:介護保険の自己負担分(要介護2で約2万円前後)
  • その他:おむつ代・医療費・理美容代など(実費として3~5万円程度確保を推奨)

 

 

介護保険で軽減される費用と自己負担額

 

介護保険サービスを利用した場合、原則として費用の1割(所得により2~3割)が自己負担となります。

 

要介護2の区分支給限度基準額は約20万円分ですが、これを全て使い切った場合の自己負担額は月額約2万円前後です。

 

老人ホーム費用の内訳において、この介護保険自己負担額は固定で発生するコストとして頭に入れておく必要があります。

 

年金だけで払える水準かの目安

 

厚生年金の平均受給額(約14万円)であれば、貯蓄の取り崩しや家族の援助で多くの施設が選択肢に入ります。

 

国民年金のみ(約6万円)の場合は、負担軽減制度がある特別養護老人ホーム(特養)や生活保護対応の施設を検討する必要があります。

 

減免制度などで老人ホームの費用が払えないという事態を防ぐことも考慮しましょう。

 

そもそも要介護2とはどんな状態?

そもそも要介護2とはどんな状態?
 

要介護2は、日常生活の基本動作(立ち上がりや歩行)に一部介助が必要な「軽度〜中程度」の状態です。

 

要介護2の認定基準と日常生活の状態(立ち上がり・歩行に一部介助)

 

厚生労働省の基準では、介護にかかる時間(要介護認定等基準時間)が1日あたり50分以上70分未満と判定された場合に認定されます。

 

日常生活では次のような状態が該当します。

 

  • 立ち上がり:手すりや人の支えがなければ立てない
  • 歩行:屋内は伝い歩き、屋外は介助が必要
  • 入浴:一部~全介助が必要
  • 着替え:ボタンやファスナーなど細かい動作に介助が必要
  • 排泄:おおむね自力だが、後処理に介助が必要な場合もある

 

また、軽度の認知機能低下を伴うケースも少なくありません。

 

参考:厚生労働省「介護保険制度における要介護認定の仕組み

 

要介護1と要介護3との違い(身体状態・サービス内容)

 

要介護2は要介護1と要介護3の中間に位置し、自立度・サービス量・費用のすべてで大きな差があります。

 

比較項目 要介護1 要介護2 要介護3
立ち上がり・歩行 不安定だがおおむね自力 支えが必要 ほぼ介助が必要
入浴・着替え 見守りで可能 一部~全介助 全介助が必要
排泄 ほぼ自立 一部介助の場合あり 介助が必要
認知機能 低下の兆候あり 軽度の低下 中程度の低下
支払限度額(月額) 約16万7,650円 約19万7,050円 約27万480円
自己負担(1割) 約16,765円 約19,705円 約27,048円
訪問介護の頻度目安 週2~3回 週3~4回 毎日対応が多い

参考:公益財団法人 長寿科学振興財団「介護保険の支給限度額とは | 健康長寿ネット

 

要介護2で入れる老人ホームの種類と費用

要介護2で入れる老人ホームの種類と費用
 

要介護2の方が選択できる施設は幅広く、予算や身体状況に合わせて選ぶことができます。

 

老人ホームの費用比較をする際には、以下の4つの種類を押さえておきましょう。

 

有料老人ホーム:月額15万〜30万円(介護保険込み)

 

有料老人ホームは24時間の見守りや介護サービスがセットになった施設です。

 

医療・介護体制が手厚く、介護度が上がっても住み続けられる点が強み。

 

入居一時金や月額費用が比較的高額になりやすいため、資金に一定の余裕があり、サービスの質を重視したい方に向いています。

 

サ高住:月額12万〜25万円(外部サービス利用)

 

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)はバリアフリー対応の賃貸住宅に近い形態です。

 

外出・外泊の制限が少なく、必要なサービスだけ選べるため、自立度が高く今の生活スタイルを維持したい方に適しています。

 

一方、介護度が上がると外部サービスの利用回数が増え、割高になる点は注意が必要です。

 

特養:月額6万〜15万円(原則要介護3以上、特例あり)

 

老人ホームの費用が安い施設と言えば特別養護老人ホーム(特養)です。

 

原則は要介護3以上が対象ですが、「認知症があり日常生活に支障がある」「家族による虐待の恐れがある」などの特例要件を満たせば要介護2でも申し込み可能です。

 

待機者が多く、入居まで数ヶ月〜数年かかるケースもあります。

 

グループホーム:月額12万〜18万円(認知症がある場合)

 

グループホームは認知症の診断がある方を対象とした施設です。

 

少人数で家庭的な雰囲気のため環境変化のストレスが少なく、認知症ケアの専門性が高い点が特徴。

 

医療ケアが必要になった場合、退去を求められることがある点は把握しておきましょう。

 

どの施設か迷った際は専門家に無料相談を

 

要介護度で老人ホームの費用はどう変わる?

要介護度で老人ホームの費用はどう変わる?
 

要介護度が上がると、介護保険サービスの利用限度額が増えるため、自己負担額も上昇します。

 

【比較表】要介護1・2・3の月額費用の差(介護保険自己負担額)

 

施設に入居した場合の自己負担額(1割負担)と、要介護2との差額をまとめました。

 

要介護度 自己負担の目安(月額・1割負担) 要介護2との差額
要介護1 約1.6万円 ー約4,000円
要介護2 約2.0万円 基準
要介護3 約2.7万円 +約7,000円

※金額は1単位10円で計算した目安です。地域や処遇改善加算により変動します。

 

要介護2の介護保険自己負担:月1.7万〜2.2万円

 

施設の種類によりますが、要介護2の場合は2万円前後が介護保険の自己負担分となります。

 

限度額いっぱいまで利用して生活を支えるケースが一般的です。

 

要介護2→3になると月額いくら増える?(+1万〜2万円)

 

基本の自己負担額だけで約7,000円アップします。

 

さらに要介護3以上になると紙おむつなどの消耗品(実費)が月5,000円〜1万円程度加算されることが多いため、トータルで月額1万〜2万円程度の増額を見込んでおくと安心です。

 

在宅介護を続けた場合の費用と負担

在宅介護を続けた場合の費用と負担
 

「施設は高いから在宅で」と考える方も多いですが、隠れたコストや家族の負担を考慮すると、必ずしも在宅が安上がりとは限りません。

 

要介護2の在宅介護費用:月3万〜8万円の内訳

 

デイサービスや訪問介護の利用料、食費、光熱費、医療費などを合わせて月額3~8万円程度が平均的です。

 

バリアフリー改修費や介護用品など、突発的な出費も発生します。

 

もしものときの老人ホーム費用の捻出策を考えておくこともおすすめします。

 

家族の介護負担を金額換算すると月10万円相当

 

介護のために仕事をセーブしたり離職したりすれば、その逸失利益は計り知れません。

 

精神的なストレスも考慮すれば、実質的なコストは月10万円以上に上ると言っても過言ではないでしょう。

 

在宅vs施設、5年・10年の総額シミュレーション

 

長期的な視点で、老人ホーム費用の総額と在宅費用を比較します。

 

  • 在宅(月5万円想定):5年で300万円、10年で600万円
  • 施設(月18万円想定):5年で1,080万円、10年で2,160万円

 

老人ホームの費用は10年で2,160万円と在宅に比べて高く感じますが、施設には「安心・安全・家族の自由な時間」が含まれています。

 

この価値をどうとらえるかが判断の分かれ目です。

 

【状況別】在宅か入居のどっちがおすすめ?

【状況別】在宅か入居のどっちがおすすめ?
 

最終的な判断基準は、「介護を担う家族の余力」と「資金の持続性」です。

 

また、老人ホームの費用を誰が払うのかを明確にしておくこともトラブル防止には不可欠。

 

在宅介護がおすすめなケース

 

  • 同居家族が複数おり、介護の手が足りている
  • 本人が自宅での生活を強く望んでいる
  • デイサービスなどの利用で現状の生活が維持できる

 

 

施設入居がおすすめなケース

 

  • 一人暮らし、または老老介護で緊急時の対応が不安
  • 家族が遠方に住んでいる、または仕事が忙しい
  • 認知症の症状が進み、徘徊や火の不始末のリスクがある
  • 老人ホーム費用の相続対策として、資産を有効活用したい

 

 

まとめ

要介護2での老人ホーム費用は月額15万〜25万円が目安です。

 

在宅介護と比較すると出費は増えますが、家族の負担軽減や24時間の安心感は代えがたいメリットです。

 

費用面の不安や施設選びに迷いがある場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

 

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老人ホームの費用と要介護2についてよくある質問

ここでは、老人ホームの費用と要介護2についてよくある質問をまとめています。

 

途中で要介護3になったら費用は上がりますか?

 

はい、上がります。

 

介護保険の自己負担額が増えるほか、ケアの手間が増えることでオプション費用が発生する可能性があります。

 

老人ホームの費用で要介護2の自己負担額はいくらですか?

 

介護保険サービスの1割負担分としては、月額約1.7万〜2.2万円程度が一般的です(施設種別により異なります)。

 

要介護2で認知症もある場合、費用は変わる?

 

認知症ケア加算などがつく場合があり、若干費用が上がることがあります。

 

また、グループホームを選択肢に入れることが可能になります。