透析 老人ホームを探しているけれど、週3回の通院や送迎の負担が大きく、費用も一体いくらかかるのか分からず悩んでいませんか?
一般的な施設とは違い、専門的な視点で選ばないと後悔してしまうことも。
本記事では、介護施設の専門家が透析対応の老人ホームの選びで絶対に外せないポイントを徹底解説します。
生命線である通院・送迎体制の見極め方から、施設ごとの費用相場、そして見学時に確認すべき医療ケア体制まで紹介。
透析患者でも老人ホームに入居できる?
結論から言うと、透析治療中の方でも入居できる老人ホームは増えています。
具体的な状況を見ていきましょう。
透析対応施設は年々増加
多くの介護施設が地域の医療機関と連携を強化しており、透析治療が必要な方でも施設での生活を続けながら医療ケアを受けられる環境が整ってきました。
看護師が24時間常駐する施設や、透析クリニックを併設する施設などが登場し、選択肢は広がっています。
2つのパターン:クリニック併設型と通院型
透析対応の施設は、大きく分けて2つのパターンがあります。
- クリニック併設型:施設内に透析クリニックがある、または隣接しているタイプ。移動の負担がほとんどないのが最大のメリット
- 通院型:施設が提携している、あるいは近隣の透析クリニックへ送迎サービスを利用して通院するタイプ
週3回の透析通院をどう実現するか
透析患者にとって、週に3回程度の通院は生命線です。
この通院を「いかに安全で負担なく実現するか」が、施設選びの最も重要な課題となります。
送迎サービスの有無だけでなく、その内容(時間、形式、費用)までしっかり確認することが、入居後の生活の質を大きく左右します。
透析対応施設を探す3つの方法

具体的な探し方は「3つ」あります。
①透析クリニックのソーシャルワーカーに相談
現在通院している透析クリニックに医療ソーシャルワーカーがいる場合、まず相談してみるのがおすすめです。
地域の医療・介護情報に精通しており、過去に患者さんを紹介した実績のある施設や、連携がスムーズな施設の情報を持っている可能性が高いでしょう
②老人ホーム検索サイトで「透析対応」で絞り込む
インターネットの老人ホーム検索サイトを利用するのも効率的です。
「透析対応」「人工透析」といったキーワードで絞り込み検索をすれば、候補となる施設をリストアップできます。
各施設の詳細情報や写真も確認できるため、比較検討の第一歩として有効です。
③地域の透析患者会・腎臓病協会に相談
地域の患者会や腎臓病の協会などに問い合わせてみるのも1つの手です。
同じ悩みを持つ当事者ならではの口コミや、施設の評判といった、公の情報だけでは得られないリアルな情報を得られるかもしれません。
透析対応施設の種類と特徴

透析に対応している老人ホーム 種類はいくつかあり、それぞれ特徴や費用が異なります。
透析クリニック併設型有料老人ホーム
移動負担がほぼゼロで天候に左右されないのが魅力。
体調が優れない日でも安心して透析を受けられます。
数は少なく費用は高額傾向。
通院型介護付き有料老人ホーム
看護職員が24時間常駐している施設が多く、透析後の体調管理やシャントのケアなども含めて手厚いサポートが期待できます。
送迎サービスも充実しており、最も一般的な選択肢です。
特別養護老人ホーム(特養)
公的な施設であるため、費用を安く抑えられるのが大きなメリット。
近年は医療ケアを強化し、透析患者を受け入れる特養も増えています。
入居待機者が多く、すぐに入居できない可能性がある点に注意が必要です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
比較的自立度が高い人向けの住まい。
外部の介護サービスを自由に組み合わせられるため、必要なサポートだけを選んで利用できます。
送迎サービスは施設ごとに対応が異なるため、個別に確認が必要です。
【比較表】施設タイプ別の特徴・費用・入居条件
| 施設タイプ | 主な特徴 | 月額費用の目安 |
|---|---|---|
| クリニック併設型有料老人ホーム | 移動負担がほぼゼロ。数は少ない | 25~50万円 |
| 通院型介護付き有料老人ホーム | 看護師24時間常駐が多く、医療ケアが手厚い | 18~40万円 |
| 特別養護老人ホーム(特養) | 費用が安いが待機者が多い傾向 | 10~15万円 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 自由度が高いが、サービスは自分で選択 | 15~35万円 |
透析対応施設を選ぶ際の5つの重要ポイント

この老人ホーム 選び方を押さえることが、後悔しないためのカギとなります。
①透析クリニックまでの距離と送迎体制
最も重要なのが通院の負担です。
以下の点を確認しましょう。
- クリニックとの距離と所要時間:片道30分以内が理想
- 送迎の形式:個別送迎か、他の施設も回る乗り合いか
- 送迎費用:月額利用料に含まれるか、別途料金が発生するか
②看護師の配置体制(24時間常駐か)
透析患者は、血圧の変動やシャントトラブルなど、急な体調変化が起こりやすいもの。
日中だけでなく、夜間も看護師が常駐している「24時間看護体制」の施設なら、万が一の時も迅速に対応してもらえます。
③透析食への対応(塩分・カリウム・水分制限)
食事管理は治療の一環です。
「透析食対応」と書かれていても、施設によって対応の質は様々。
管理栄養士が常駐し、個々の病状に合わせて塩分やカリウム、水分量などをきめ細かく調整してくれるかを確認しましょう。
④シャント管理などの医療ケア
透析に不可欠なシャントは、日々の適切な管理が欠かせません。
看護師がシャントの状態(スリル音、閉塞や感染の兆候)を日常的に観察し、ケアしてくれる体制が整っているか、経験豊富なスタッフがいるかどうかも重要なポイントです。
⑤緊急時の医療連携体制
体調が急変した際に、スムーズに医療機関へつないでもらえるかは非常に重要です。
提携している医療機関の名前だけでなく、「夜間に急変した場合、どの病院に、どのように連絡・搬送されるのか」という具体的なフローまで確認しておきましょう。
透析対応施設の費用相場と負担軽減制度

老人ホーム 費用相場と、負担を軽くするための制度について解説します。
施設タイプ別の費用一覧表
| 施設タイプ | 初期費用 (入居一時金)の目安 |
月額費用の目安 |
|---|---|---|
| 有料老人ホーム | 0~数千万円 | 18~50万円 |
| 特別養護老人ホーム | なし | 10~15万円 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 0~数十万円 | 15~35万円 |
透析治療費は別途:特定疾病療養受療証で月1万円
老人ホームの費用とは別に、透析治療そのものにかかる医療費が必要です。
人工透析は「特定疾病」に指定されており、「特定疾病療養受療証」を提示すれば、医療機関ごとに月々の自己負担上限額が原則1万円(所得により2万円の場合も)となります。
参考:東京女子医科大学「特定疾病療養受療証」
活用できる4つの公的支援制度
施設の利用料や介護費用の負担を軽減するための公的制度があります。
- 高額介護サービス費制度:介護保険サービスの自己負担額が上限を超えた場合、超過分が払い戻される
- 特定入所者介護サービス費:所得に応じて、食費や居住費の負担が軽減される
- 高額医療・高額介護合算療養費制度:医療保険と介護保険の自己負担額の合計が、年間の上限額を超えた場合に適用
- 医療費控除:おむつ代や介護付き有料老人ホームの自己負担額の一部などが、確定申告で医療費控除の対象になる場合がある
年金内で入居できる施設はある?
「年金の範囲内で入居したい」という方も多いでしょう。
費用の安い特別養護老人ホームが第一候補となりますが、待機期間が長いことも少なくありません。
自治体によっては独自の助成金制度を設けている場合もあります。
諦めずにケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみることをおすすめします。
施設探しについて専門的なアドバイスが欲しい方は、私たち「あなたらしく」のような専門家にご相談ください。
予算や希望に合わせた施設探しをお手伝いします。
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まとめ
今回は、透析対応の老人ホームの選び方について解説しました。
ポイントを改めて振り返ります。
- 透析患者を受け入れる施設は年々増加
- 「クリニック併設型」と「通院型」があり、通院負担軽減が最重要
- 探す際は、ソーシャルワーカー・検索サイト・患者会を活用
- 費用だけでなく、医療体制・食事・緊急時対応を必ずチェック
- 公的な負担軽減制度を積極的に活用
最適な施設を見つけるためには、情報収集と比較検討が不可欠です。
気になる施設が見つかったら、まずは資料請求をし、積極的に老人ホーム 見学に足を運んでみてください。
透析 老人ホームについてよくある質問
ここでは透析 老人ホームについてよくある質問をまとめています。
透析クリニック併設の老人ホームは東京にありますか?
はい、東京都内にも透析クリニックが併設・隣接された老人ホームは複数存在します。
ただし、数は限られており人気も高いため、空き状況は常に変動します。
透析の食事制限に対応してもらえますか?
多くの透析対応施設では、塩分・カリウム・リン・水分などを制限した透析食を提供しています。
ただし、対応の質は施設によって異なりますので、管理栄養士の有無や、個人の状態に合わせた個別対応が可能かどうかを事前に確認することをおすすめします。
透析患者の送迎対象となる条件は何ですか?
送迎サービスの対象条件は施設によって様々です。
一般的には、その施設の提携するクリニックに通院する場合に対象となります。
自力での通院が困難な方が優先されることが多いですが、要介護度などの明確な基準は施設ごとに定められていますので、入居を検討している施設へ直接問い合わせて確認しましょう。




