老人ホーム紹介センターの種類やメリットをわかりやすく解説

2025年7月2日

老人ホーム紹介センターの種類やメリットをわかりやすく解説

老人ホームには多くの種類があり、入居する人の状態や予算などの状況に応じて選ぶ必要があります。

 

しかし、自力で1件ずつ施設の確認や問い合わせなどをするのは、多くの手間や時間がかかり大変です。

 

そのような場合は、老人ホーム紹介センターを利用すると良いでしょう。

 

センターの相談員に希望や予算を伝えて施設の紹介をお願いすれば、多くの情報の中からニーズに合った施設を選んで紹介してもらえます。

 

時間をかけずに自分に適した施設に出会えるため、おすすめの方法です。

 

今回は、老人ホーム紹介センターの「種類」や「メリット」をわかりやすく解説します。

 

 

老人ホーム紹介センターの種類

老人ホーム紹介センターの種類
 
老人ホーム紹介センターは、利用者の心身の状態や予算などの希望を聞き取り、ニーズに合った老人ホームを紹介する窓口です。

 

センターには、大きく分けて、「公的機関」と「民間のセンター」の2種類があります。

 

民間の場合は、運営元の違いや、相談形式が対面かオンラインかによって、さらに種類が分かれます。

 

公的機関のセンターは主に2つ

 
公的機関のセンターは主に次の「2つ」です。

 

  • 地域包括支援センター(高齢者総合相談センター)
  • 福祉事務所

地域包括支援センターは通称、高齢者総合相談センターとも言います。

 

高齢者が持つ介護・健康・福祉・医療・生活に関する悩みや不安などを、ケアマネジャー・社会福祉士・保健師などの専門家に相談できる場所です。

 

福祉事務所は、福祉に関する幅広い業務を行う行政機関です。

 

例えば、生活保護の申請や、高齢者への老人ホームや老人クラブの紹介、障害者手帳の発行、ホームヘルパーの紹介などを行っています。

 

民間のセンターの運営元は3種類

 
民間のセンターの運営元は、主に次の「3種類」に分けられます。

 

  • 専業事業者
  • 不動産会社
  • 介護施設運営会社

不動産会社が運営元の場合、賃貸物件や不動産売買の仲介を行っている会社が、有料老人ホームなどの紹介サービスも同時に行っているケースが挙げられます。

 

物件選びのノウハウを活かして、施設選びのサポートをしてくれるのが特徴です。

 

介護施設運営会社が運営元の場合、介護施設を経営していることもあり、介護施設の内情に詳しいという特徴があります。

 

また、専門知識を持っているため介護を受ける方の状況や気持ちを理解し、利用者に寄り添った施設選びのアドバイスが期待できるでしょう。

 

民間のセンターの相談形式は対面かオンライン

 
民間のセンターには、相談員が店舗で直接老人ホームを紹介する対面形式と、インターネット上にWebサイトを設けて、パソコンやスマートフォンから相談を受け付けるオンライン形式があります。

 

対面形式のセンターは、主に各店舗周辺のエリアにある施設を紹介し、施設の見学のときに相談員に同行してもらえるなどのサポートを受けられます。

 

一方、オンライン形式のセンターは情報量が豊富で、全国の老人ホームを探せるのが大きな特徴です。

 

自宅にいながら空き時間を利用して、施設の検索ができるメリットがあります。

 

施設の検索だけではなく、電話やメールなどでさまざまな相談もできます。

 

老人ホーム紹介センターを利用するメリット

老人ホーム紹介センターを利用するメリット
 

センターを利用する「メリット」には、次のようなものがあります。

 

手間と時間をかけずにニーズに合った施設を探せる

 
老人ホーム紹介センターを利用すると、手間と時間をかけずにニーズに合った施設を探せるメリットがあります。

 

老人ホームには多くの種類があり、それぞれ特徴も違います。

 

その中から、利用者の要介護度などの心身の状態、予算に合った施設を選ぶのは難しいでしょう。

 

また、施設の情報を1件ずつ集めるのも、手間と時間がかかります。

 

老人ホーム紹介センターは多くの施設の情報を持っているため、効率よく自分に合った施設を紹介してもらえます。

 

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などを探す場合は、地域包括支援センターなどの公的機関の相談窓口が適しているでしょう。

 

対して、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなどを探したい場合は、民間のセンターが向いています。

 

さまざまなサポートをしてくれる

 
老人ホーム紹介センターでは施設の紹介以外にも、さまざまなサポートをしてくれるのがメリットです。

 

例えば、次のようなものがあります。

 

  • 見学の日程調整
  • 見学への同行
  • 契約書類の準備
  • 契約への同席
  • 入居後のアフターフォロー
  • 老人ホーム以外の相談への対応

 

入居後のアフターフォローは、利用者の施設入居後に発生した問題にも対応してくれるサービスです。

 

施設に無事に入居できたとしても、入居後に問題が発生しないわけではありません。

 

困りごとが起きても施設に言いにくい場合、センターに連絡をすれば解決のサポートを行ってくれるため、安心して入居できるでしょう。

 

他にも、介護保険について相談したいなど、老人ホーム以外の相談ができる所もあります。

 

センターによって行っているサポートは違うため、希望するサポートを行っている窓口を探してみましょう。

 

無料で利用できる

 
老人ホーム紹介センターは、基本的に無料で利用できるのがメリットです。

 

センターは相談者から料金をもらわない一方で、老人ホーム運営業者と提携し、提携した業者の施設を相談者に紹介して契約が成立した場合、業者から紹介手数料をもらうことで運営しています。

 

そのため、相談者は相談のみでも、施設への入居手続きまで進めても、原則として無料です。

 

気軽に利用してみましょう。

 

老人ホーム紹介センターを利用するデメリット

老人ホーム紹介センターを利用するデメリット
 

センターを利用する「デメリット」には、次のようなものがあります。

 

センターによって相談員のレベルに違いがある

 
老人ホーム紹介センターによって、相談員のレベルに違いがあるのがデメリットです。

 

相談員になるために特別な資格は必要なく、誰でもなることができます。

 

そのため、相談員としての経験が少ないスタッフがいる場合もあるでしょう。

 

経験の少ない相談員に当たると、希望を十分にくみ取ってもらえず、希望とは異なる施設を紹介されることもあります。

 

施設を紹介してもらうときは、相談員としての経験が豊富な人をお願いすると良いでしょう。

 

また、こちらが質問したことに明確に答えてくれない、話してばかりでこちらの話を聞いてくれないなど、相談員の資質に欠けるスタッフがいる場合もあります。

 

少しでも不信感を覚えたらそのまま利用せず、別の窓口に変えてみるのも一つの手です。

 

センターごとに紹介してもらえる施設数に違いがある

 
老人ホーム紹介センターは、各窓口ごとに紹介してもらえる老人ホームの数が違うため、1つの窓口だけでは希望する施設が見つからないこともあります。

 

センターでは提携業者の施設を紹介する形式をとっており、提携先の数が多いか少ないかによって、紹介してもらえる施設の数に違いが出ます。

 

中でも、店舗の窓口で施設を紹介する対面形式や公的機関の窓口では、店舗近隣や管轄エリアの施設しか紹介できない場合が多く、希望する施設が見つからない場合があるでしょう。

 

その場合は別の窓口に相談するか、エリアにこだわらないのであれば、全国の施設情報を扱っているオンライン形式の窓口を利用してみるのもおすすめです。

 

「あなたらしく」は、大阪・兵庫・奈良エリアなどの老人ホームに特化した、地域密着型の老人ホーム紹介センターです。

 

施設の紹介から見学の同行、アフターフォローまで行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

>>「あなたらしく」を利用して希望の施設を探す