有料老人ホームに入居するには?条件や流れを徹底解説

2025年3月25日

介護予防サービスを利用する方法

さまざまな種類の老人ホームの中でも、有料老人ホームは特に人気を集めています。

 

これから有料老人ホームに入居しようとお考えなら、入居までの流れを詳しく確認しておきましょう。

 

また、有料老人ホームの入居条件を確認しておくことも重要なポイントです。

 

今回は、有料老人ホームに入居するときの流れやポイントを詳しく紹介します。

 

有料老人ホームの入居を検討している方は、ぜひご確認ください。

 

 

有料老人ホームの入居条件

有料老人ホームの入居条件
 
有料老人ホームの入居条件は、施設の事業者や運営スタイルによって変わってきます。

 

まずは、有料老人ホームとはどのような方を対象とした施設なのかをチェックしていきましょう。

 

介護付き有料老人ホームの入居条件

 
介護付き有料老人ホームには、いくつか種類があります。

 

主に、介護ケアを受けられる介護型や、自立の方を対象とした入居時自立型が挙げられます。

 

自立型の介護付き有料老人ホームは、自立〜軽度の要介護の方が対象です。

 

介護型の介護付き有料老人ホームは「要介護度1以上の方を対象」としていることが多く、自立の方の入所は断られる可能性があります。

 

住居型有料老人ホームの入居条件

 
一般的な住宅での生活に近い形を取っている住居型有料老人ホームも人気があります。

 

住居型有料老人ホームの入居条件は施設によって異なるものの、多くの施設は60歳以上の方が対象です。

 

加えて、介護を必要としない自立した方のみを受け入れている施設だけでなく、要介護の方の入居を歓迎している施設もあります。

 

ただし、一般的に住居型有料老人ホームは、介護や看護の体制が整っていません。

 

そのため、要介護度の高い方の入所は難しいでしょう

 

健康型有料老人ホームの入居条件

 
健康型有料老人ホームは基本的に、健康で自立しているアクティブシニアの方のみが対象です。

 

要介護認定を受けている方や認知症の症状が出ている方は、入所を断られる可能性があるため、注意しましょう。

 

なお、多くの施設では入所時年齢を60歳以上または65歳以上と定めています。

 

有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅のどちらにするかで悩んでいる方は、ぜひこちらの記事もご確認ください。

 

『サービス付き高齢者向け住宅とは?有料老人ホームとの違いを徹底解説!』
⇒ ご参照ください。

 

8ステップで有料老人ホームに入居するまでの流れを紹介

8ステップで有料老人ホームに入居するまでの流れを紹介
 
有料老人ホームを選ぶときは、主に以下のような流れで進みます。

 

  • 1. 情報収集をする
  • 2. 見学予約を入れる
  • 3. 施設を見学する
  • 4. 体験入所をする
  • 5. 入所に必要な書類を準備する
  • 6. 面談をする
  • 7. 審査を受ける
  • 8. 契約して入所する

 

ここでは、それぞれのステップごとに詳しく解説します。

 

情報収集をする

 
有料老人ホーム選びを始めるときは、まず希望条件の洗い出しと情報収集から行いましょう。

 

施設の情報は、パンフレットやチラシ、Webサイトなどでチェックできます。

 

費用やサービスの内容、食事の内容など、さまざまなポイントをチェックし、条件にマッチする有料老人ホームを選びましょう。

 

見学予約を入れる

 
条件に合う老人ホームを見付けたら、まずは見学をしてみましょう

 

予約をせずに突然足を運んだ場合、担当者がいなかったり準備が整っていなかったりして、見学できないかもしれません。

 

事前に問い合わせ、日程を調整した上で予約を入れておくことをおすすめします。

 

施設を見学する

 
有料老人ホームを見学する際には、施設内の状況や介護スタッフの様子、入居者の様子などをチェックしましょう。

 

メモ帳を持参して気になることを書き留めたり、質問事項をまとめておいて尋ねたりするのもおすすめです。

 

見学後に見返せるよう、スマートフォンやカメラで写真を撮っておくのも良いでしょう。

 

ただし、撮影の際は施設職員の許可を得ることが大切です。

 

体験入所をする

 
近年では、体験入所に対応できる有料老人ホームが増えてきました。

 

実際に有料老人ホームの居室に宿泊すれば、日中の見学では確認できない夜間帯や朝の様子を把握できます。

 

また、施設との相性やスタッフの対応の良し悪しをチェックできるのも、体験入所のメリットです。

 

入所契約をすべきか悩んだときには、判断材料の一つとして、体験入所をしておくのがおすすめです。

 

入所に必要な書類を準備する

 
入所する老人ホームを決めたら、まずは仮申し込みをしておきましょう

 

なお、仮申し込みはあくまでも仮押さえの状態のため、後からキャンセルすることも可能です。

 

仮申し込みの段階で、必要な書類を案内されたら、準備を進めていきましょう。

 

多くの施設では申込書の他、戸籍謄本や住民票、印鑑登録証明書などの提出を求めています。

 

また、契約前には施設から重要事項説明書を受け取り、サービスの詳細に関する説明を受けることになります。

 

気になる点がある場合には質問し、納得した上で契約に進みましょう。

 

面談をする

 
契約前には、入居するご本人や、家族などの身元引受人、施設のスタッフで面談が行われます。

 

面談では、ご本人の健康状態や必要とする介護サービス、普段の生活の様子などを尋ねられます。

 

堅苦しく考えず、リラックスしてじっくり話をすると良いでしょう。

 

審査を受ける

 
有料老人ホームへの入所前には、書類の内容や面談内容を基に審査が行われるのが一般的です。

 

入居審査では、支払い能力があるか、他の入居者と円滑な生活を送れるかといったポイントもチェックされます。

 

受け入れが難しい場合や支払い能力に疑問が残る場合には、審査に通らない可能性があります。

 

契約して入所する

 
入居審査を無事に終えたら、入居契約に進みます。

 

気になる点があるときにはこの段階で確認し、問題がなければ契約を結びましょう。

 

また、入居日はこのタイミングで決めて、引っ越しの準備を進めていきましょう。

 

有料老人ホームを選ぶときのポイント

有料老人ホームを選ぶときのポイント
 
施設の特徴をチェックせずに入所を決めると、入居してから後悔することになるかもしれません。

 

余生を快適に過ごすためにも、以下のようなポイントに注意しながら有料老人ホームを選びましょう。

 

施設の雰囲気をしっかり確認する

 
有料老人ホームを選ぶ際には、実際に施設に足を運んで雰囲気を確認しましょう。

 

施設のパンフレットやWebサイト上にも多くの情報がありますが、それだけでは雰囲気を把握できません。

 

実際に訪問し、スタッフの態度や働く姿勢、入居者の過ごし方などをしっかりと感じとるのがおすすめです。

 

費用だけで施設を決めない

 
有料老人ホームの費用は施設によって大きく異なり、リーズナブルに利用できる施設もあれば、利用に数千万円という費用がかかる施設もあります。

 

このような予算だけを見ながら施設選びをすると、入所後にミスマッチが起きる可能性があります。

 

「安いから」と契約を急ぐと、希望に合致するサービスを受けられず、結果的に不便な思いをするかもしれません。

 

予算のみで有料老人ホームを決めるのではなく、サービスの手厚さやクオリティなどを総合的にチェックしましょう。

 

複数の施設を比較する

 
有料老人ホームを選び際には、いくつかの施設を見て比較するのがおすすめです。

 

施設によって、スタッフの対応力やサービスの内容は大きく異なります。

 

複数の施設を見学すれば、それぞれの施設の良し悪しを把握しやすくなります。

 

3つ程度の施設をピックアップして見学し、十分に比較検討すれば、ミスマッチが起きにくくなるでしょう。

 

有料老人ホームをお探しの方は、ぜひ「あなたらしく」をご利用ください。

 

>>「あなたらしく」を利用して希望の施設を探す