有料老人ホームの選び方は?失敗しないポイントを紹介

2024年12月3日

有料老人ホームの選び方は?失敗しないポイントを紹介

有料老人ホームは、アクティブなシニアライフを楽しみたい方に選ばれている施設です。

 

民間企業や医療法人によって運営されている有料老人ホームは入居しやすく、サービスも手厚いと評判を集めます。

 

有料老人ホームのサービス内容は施設ごとに異なるため、十分に比較して自身に合った施設を選ぶことが重要です。

 

そこで今回は、「有料老人ホームの選び方」を詳しく解説していきます。

 

 

有料老人ホームとは?

有料老人ホームとは?
 
有料老人ホームは、高齢者が快適に生活できるよう、さまざまなサービスを提供する居住施設です。

 

施設ごとにサービス内容は異なりますが、食事、介護、家事、健康管理などの支援が受けられます。

 

これらの施設は公的なものではなく、企業や医療法人などの民間の運営によるものです。

 

そのため、公的施設に比べて設備が充実しており、ニーズに合った施設の選び方がしやすいという利点があります。

 

ただし、民間施設であるため、費用が比較的高めになるというデメリットもあります。

 

有料老人ホームの選び方

有料老人ホームの選び方
 

有料老人ホームの選び方としては、以下のようなさまざまな「ポイント」に着目して検討しましょう。

 

有料老人ホームの種類を確認する

 
有料老人ホームには、健康型介護付き住居型といった種類があります。

 

有料老人ホームを選ぶ際には、それぞれの施設の違いを十分に把握したうえで、自身に合った施設を選ぶことが重要です。

 

生活に必要な介護を受けられる老人ホームをお探しの方には、介護付き有料老人ホームがおすすめです。

 

介護付き有料老人ホームを選べば、食事の介助、入浴や排泄のサポートなどを24時間365日体制で受けられます。

 

介護を必要としていない自立した方は、健康型有料老人ホームへの入居も検討しましょう。

 

健康型有料老人ホームは、身の回りのことを自身で行える方向けの施設です。

 

そのため、入居後に介護が必要となった場合には原則として退去を求められることになります。

 

入居の自由度が高い住居型有料老人ホームも高い人気を集めています。

 

住居型有料老人ホームは生活支援などのサービスが付いた居住施設で、介護を必要とする場合には外部サービスを利用するなどの工夫が必要となります。

 

このように、有料老人ホームの種類ごとに提供されるサービス内容は大きく異なるため、施設選びの際には十分に比較を行いましょう

 

居室や共用部分の設備をチェックする

 
有料老人ホームに入居する前には、居室や共用部分の設備が充実しているかを確認しておきましょう。

 

居室に十分な広さがあるか、トイレや浴室が使いやすいスタイルになっているか、古くなったり汚れたりしていないかなど、確認しておきたいポイントはたくさんあります。

 

高級有料老人ホームにはプレイルームやラウンジ、テラス、プール、温泉などが併設されていることも少なくありません。

 

より上質なサービスを受けたい方は、オリジナルの設備が導入されている有料老人ホームを選ぶのもよいでしょう。

 

入居条件に合致しているかを確認する

 
有料老人ホームにはそれぞれ年齢や要介護度などの入居条件が設定されています。

 

例えば、介護付き有料老人ホームの介護型施設は要介護1以上の方を対象としています。

 

自立の方や要支援の方は、自立型の介護付有料老人ホームや健康型有料老人ホームを選ぶとよいでしょう。

 

なお、住居型有料老人ホームは自立から要介護5まで幅広い方を受け入れています。

 

入居条件に合致していない場合には入居が認められないため、事前に条件を十分確認しておきましょう。

 

介護の充実度を確認する

 
有料老人ホームでどのような介護サービスが提供されているかについても事前にチェックしましょう。

 

介護付き有料老人ホームにはプロの介護スタッフが多数在籍しているため、手厚い介護を受けられるでしょう。

 

一方で、基本的には介護サービスを提供していないという有料老人ホームも少なくありません。

 

こういった施設を選んだ場合、入居後に適切な介護を受けられず後悔が残るケースもあるので注意が必要です。

 

医療ケアの有無を確認する

 
有料老人ホームには、医療的ケアを提供するところとそうでないところがあります。

 

介護付き有料老人ホームには看護職員が配置されていますが、その人数はそれほど多くなく、必要な医療ケアを受けられない可能性も十分に考えられます。

 

医療依存度が高い方は、適切なケアを受けられる有料老人ホームを選んで入居しましょう。

 

また、訪問診療ができる協力医療機関を紹介してくれるような有料老人ホームを選ぶという方法もあります。

 

費用をチェックしておく

 
有料老人ホームは公的な施設ではないため、入居費用は比較的高めに設定されるのが一般的です。

 

手厚いサービスを受けられる施設や立地のよい施設では、入居費用がかなり高額になることもあるでしょう。

 

有料老人ホームの費用の内訳は入居一時金月額費用に分けられます。

 

入居一時金がかからない施設がある一方で、数百万円、数千万円といった入居一時金が必要な施設も数多くあります。

 

入居にあたって支払った一時金は入居期間に応じて償却されるため、短期間で退去した場合には費用が返還される可能性も考えられます。

 

また、入居一時金とは別に月額の費用もかかるので、トータルでかかる費用を確認しておきましょう。

 

有料老人ホーム以外で検討したい施設

有料老人ホーム以外で検討したい施設
 
老人ホームにはさまざまな種類があるので、有料老人ホーム以外の選択肢もぜひ検討しましょう。

 

ここからは、有料老人ホーム以外に「おすすめしたい老人ホーム」を紹介します。

 

サービス付き高齢者向け住宅

 
サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者を対象とした賃貸住宅のことです。

 

バリアフリー構造の住居は一般的な賃貸物件と似た雰囲気なので、ご自宅とほぼ変わらない自由な生活を満喫できます。

 

施設内には有資格者の相談員が常駐しており、必要に応じて安否確認や相談サービスなどを受けることができます。

 

シニア向け分譲マンション

 
シニア向け分譲マンションは自立の方や要支援の方を対象とした分譲タイプの住居です。

 

一般的なマンションと同じように居住できるシニア向け分譲マンションは、分譲形式なので物件の売却や相続にも対応できます。

 

シニア向け分譲マンションには介護サービスが付いていないため、必要に応じて在宅介護サービスを利用するのがおすすめです。

 

特別養護老人ホーム

 
特別養護老人ホームは要介護3以上の方を対象としている老人ホームです。

 

介護保険が適用になる特別養護老人ホームには、低価格で手厚いケアを受けられるという特徴があります。

 

身体介護や生活支援のほか、リハビリやレクリエーションなど多彩なサービスに対応しています。

 

ケアハウス

 
ケアハウスとは、60歳以上で自宅での自立した生活に不安がある方向けの老人ホームです。

 

自立の方を対象とした一般型ケアハウスのほか、介護サービスが提供される介護型ケアハウスも人気を集めています。

 

ケアハウスの入居費用や月額費用は比較的リーズナブルなので、経済的負担が少なく利用できるとされています。

 

老人ホームの種類については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

 

『【一覧表あり】老人ホームの種類とそれぞれの特徴』
⇒  ご参照ください。

 

これから有料老人ホームを探そうとお考えの方は、「あなたらしく」をぜひご活用ください。

 

>>「あなたらしく」を利用して希望の施設を探す