ケアハウスの選び方を5つのポイントで徹底解説

2024年10月2日

ケアハウスの選び方を5つのポイントで徹底解説

ケアハウスは軽費老人ホームとも呼ばれる施設で、比較的リーズナブルに利用できるのが特徴的です。

 

自立した生活が困難な方でも、ケアハウスを利用すれば生活支援を受けながら暮らすことが可能となります。

 

今回は、「ケアハウスの選び方のポイント」について解説します。

 

また、ケアハウスに向いている人の特徴もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

5つのポイントでケアハウスの選び方を紹介

5つのポイントでケアハウスの選び方を紹介
 

ケアハウスを選ぶときには、以下のような「ポイント」を細かくチェックしておきましょう。

 

1. 施設の種類を確認する

 
ケアハウスには一般型(自立型)介護型という「2つ」の種類があります。

 

「一般型」とは、介護サービスが常設されていない老人ホームで、一人暮らしの生活に不安を抱える人や適度な生活支援を受けたい人を対象としています。

 

一般型のケアハウスへの入居後に介護サービスを利用する際には、外部サービスを登録するなどの対処が必須です。

 

施設内で介護サービスを受けながら生活したいという場合には、「介護型ケアハウス」を選びましょう。

 

介護型ケアハウスは介護保険法の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けており、個々のニーズに応じた介護が提供されます。

 

介護型ケアハウスを選べば、要介護度が高い方や寝たきりの方でも介護ケアを受けながら生活できます。

 

2. 立地条件を確認する

 
ケアハウスを選ぶときには立地アクセスにも注目しましょう。

 

不便なエリアにあるケアハウスを選んでしまうと外出がしにくくなり、生活の質が下がってしまいます。

 

また、病院に通院する際などにも不便な思いをすることがあるかもしれません。

 

ご家族が面会に訪れにくいと感じる場合、面会の頻度が減って寂しい思いをする可能性も高まります。

 

外出やコミュニケーションの機会を十分に確保するためにも、アクセスの良好なケアハウスを選ぶことをおすすめします。

 

3. 費用を把握しておく

 
ケアハウスに入居するにあたって費用面が気になる方は少なくないと思います。

 

ケアハウスの利用時にかかる月額費用は、生活費や管理費、サービス費などさまざまなものがあり、合計は「10万円前後」です。

 

ただし、外部サービスを利用した場合には費用が高くなってしまうこともあるので、注意しましょう。

 

介護保険法の改正などで今後の自己負担額が変化する可能性も考えられるので、余裕を持って住み続けられる施設を選ぶことが重要です。

 

4. 医療体制を確認する

 
一般型のケアハウスには医師や看護師の配置義務はありません。

 

そのため、入居後に施設内で医療ケアや看護ケアを受けるのは難しいでしょう。

 

医療職が常駐していない施設に入居したあとには、必要に応じて外部の医療機関を受診しながら生活することになります。

 

一方で、介護型ケアハウスには看護師が配置されているため、必要に応じて看護ケアや応急処置を受けることが可能です。

 

不便な思いをしないためにも、施設の医療体制について詳しく確認しておきましょう。

 

5. 施設の雰囲気をチェックする

 
ケアハウス選びの際に雰囲気を確認しておくことも重要なポイントです。

 

たとえ条件のよい施設であっても、施設の雰囲気が暗かったり薄汚れていたりすると生活の質は下がってしまうでしょう。

 

雰囲気の明るい施設や入居者がいきいきと過ごしている施設を選べば、快適に生活できる可能性が高まります。

 

ケアハウスをお探しの方にはこちらの記事もおすすめです。

 

「ケアハウスとは?施設の特徴をわかりやすく解説」
⇒  ご参照ください。

 

ケアハウスを選ぶときの注意点

ケアハウスを選ぶときの注意点
 
老人ホームへの入居後には、長期にわたって施設で生活していくことになります。

 

後悔しないためにも、「ケアハウス選びの注意点」をチェックしておきましょう。

 

退去を求められることがある

 
一般型のケアハウスは、介護を必要としない方や軽度の介護のみで暮らせる方を対象としています。

 

介護型のケアハウスに比べて施設数が多いことから、まずは一般型のケアハウスを選ぶという方も多いようです。

 

しかし、一般型のケアハウスで要介護度が上がった場合には、退去を促されることもあります。

 

要介護度が上がっても同じ施設に住み続けたいという方は、介護型のケアハウスを選んだほうがよいかもしれません。

 

待機者が多い

 
ケアハウスは利用料金が比較的安価なことから、待機者が多いという問題点があります。

 

不況の影響で金銭面に不安を抱える方は増加傾向にあるため、多くの方が安価で利用できる施設を求めているようです。

 

地域によってはかなり待機者が多く、なかなか入居できないということもあります。

 

入居の申し込みをしてから実際に入居できるまで、長い時間がかかってしまうケースもあるため、十分に気を付けましょう。

 

ケアハウスに入居したい場合には、入居までの期間に余裕を持たせて手続きを進めることをおすすめします。

 

ケアハウスを利用するのが適している人

ケアハウスを利用するのが適している人
 

ここからは、老人ホームの中でも特にケアハウスを選ぶのが「おすすめな方の特徴」をご紹介します。

 

費用面の心配を抱えている人

 
老人ホームの費用体系は施設によって大きく異なります。

 

民間の施設を選んだ場合、数百万円から数千万円という費用がかかってしまうこともあります。

 

経済的な不安を抱えているのであれば、比較的リーズナブルに利用できるケアハウスの利用がおすすめです。

 

ケアハウスは軽費老人ホームとも呼ばれるとおり、介護保険を使えば自己負担分をかなり軽減できるという特徴があります。

 

入居者自身の所得や要介護度によって入居費用は変わってくるため、あらかじめ料金シミュレーションをしておくとよいでしょう。

 

1つの施設に長く住み続けたい人(介護型のケアハウス)

 
介護型のケアハウスは原則として終身利用できる仕組みになっています。

 

他の老人ホームを選んだ場合には、要介護度が上がったタイミングで退去を余儀なくされることもあるようです。

 

また、老人ホーム入居後に体調が回復した場合には、自宅復帰を促されるケースも考えられます。

 

せっかく老人ホームに入居したにもかかわらず、施設を転々とすることになってはなかなか落ち着くことができません。

 

ケアハウスは「要介護1以上の方を対象」としており、ターミナルケアや看取りにも対応しています。

 

幅広い方を対象としている施設なので、安心して長く住み続けられるでしょう。

 

プライバシーを確保したい人

 
老人ホームによっては、多床室など、他の入居者と同じ空間で生活することもあります。

 

大部屋での生活は賑やかですが、一方でプライベートな時間を確保しにくいかもしれません。

 

ケアハウスに入居した場合には、基本的に個室が与えられます。

 

ただし、ご夫婦でケアハウスに入居する場合には2人部屋を用意してもらえるケースもあるようです。

 

プライバシーを守りながら快適に生活したいのなら、ケアハウスを選んで入居してみましょう。

 

マイペースに生活したい人

 
多くのケアハウスでは、入居者がそれぞれマイペースに生活できるよう配慮しています。

 

1日の流れはある程度決められているとはいえ、食事の時間や寝る時間などが多少前後しても問題はありません。

 

また、外出や外泊に制限がかけられることもほとんどないため、自分らしい生活を無理なく続けられます。

 

以上のことから、ケアハウスは自由な生活を送り続けたいとお考えの方に向いている施設といえるでしょう。

 

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