ショートステイのメリット・デメリットや主なサービス内容を紹介

2024年10月2日

ショートステイのメリット・デメリットや主なサービス内容を紹介

ショートステイとは、期間を区切って施設に宿泊するかたちでケアを受ける高齢者向けサービスです。

 

ショートステイを利用すべきかとお悩みなら、まずはメリットやデメリットを十分に比較してみるのがおすすめです。

 

この記事では、「ショートステイのサービス内容や魅力」について解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ショートステイを利用するメリット

ショートステイを利用するメリット
 
ショートステイは要支援1~要介護5まで幅広い人を対象としたサービスです。

 

ショートステイの利用には、以下のように多くの「メリット」が考えられます。

 

介護をする人の負担を軽減できる

 
在宅介護をする人(介護者)の負担を大きく軽減できるのが、ショートステイの大きな魅力の一つです。

 

介護者が休みなく介護を続けていると、心身に大きな負担を抱えてしまう場合があります。

 

しかし、ショートステイを利用すれば、介護者はひととき介護から離れることが可能です。

 

最近では、介護者が休息を取るレスパイトケアの重要性に注目が集まりつつあります。

 

介護者が気持ちよく介護を続けるためにも、ときには自身のための息抜きのひとときを過ごしてリフレッシュが必要となるでしょう。

 

レスパイトケアの一環として、ぜひショートステイの利用を検討してみましょう。

 

家族に用事があるときに頼りにできる

 
介護をする家族が冠婚葬祭や出張、旅行などに出かけるタイミングで、ショートステイを利用できるのもメリットの一つです。

 

在宅介護をしていると、介護者に用事があってもなかなか出かけられず不自由な思いをすることがあります。

 

しかし、ショートステイを上手に活用すれば、出かける必要があるときにも頼れる場所があり安心でしょう

 

また、介護と仕事を両立するためにショートステイを活用する人も増えつつあります。

 

気分転換や刺激になる

 
ショートステイは介護される側にも大きなメリットをもたらします。

 

体の衰えや認知症の発症をきっかけに家に引きこもりがちになってしまう人は多いものです。

 

ずっと自宅で過ごしていると心身への刺激が減るため、ますます症状が悪化してしまうこともあるかもしれません。

 

ショートステイを利用すれば良い気分転換になり、生活にハリも生まれやすくなります。

 

コミュニケーションの機会が生まれる

 
ショートステイの利用中には、介護される人が介護スタッフやほかの利用者と会話をするシーンが多くあります。

 

普段自宅で過ごしている人は、家族以外の人との会話をする機会がどうしても減ってしまいがちです。

 

ショートステイでさまざまな人とコミュニケーションを取れば、充実した時間を過ごせるでしょう。

 

友人や相談相手などを増やすきっかけとして、ショートステイを積極的に利用してみましょう。

 

心身機能の維持や向上につながる

 
ショートステイでは、体操やレクリエーション、リハビリなど心身機能の維持や向上を目指すさまざまなプログラムに参加できます。

 

施設のレクリエーションには脳を使うものや体を動かすものなど多彩な種類があります。

 

また、ショートステイで提供されるリハビリも自宅では受けることが難しいものばかりです。

 

ほかの利用者とともにレクリエーションやリハビリに参加すれば、有意義なひとときを過ごせます。

 

施設への入居体験ができる

 
今後、老人ホームを探そうと考えている人にもショートステイの利用がおすすめです。

 

ショートステイは、施設での過ごし方や雰囲気を実際に体験するのに適しています。

 

あらかじめショートステイに参加して施設のイメージをつかんでおけば、将来的に老人ホームに入居する際にも安心できます。

 

比較的安価で利用できる

 
ショートステイの利用料金は施設の種類や要介護度によって変わりますが、比較的リーズナブルに利用できる施設も多くあります。

 

これは、介護保険が適用となった場合に、自己負担額を「1割から3割」程度まで抑えられるためです。

 

ただし、特別なサービスを受けるときや介護保険外の自己負担が必要な場合には、費用がやや高くなるかもしれません。

 

ショートステイの利用時には、1泊ごとの料金を前もって確認しておきましょう

 

ショートステイを利用するデメリット

ショートステイを利用するデメリット
 
ショートステイを利用するメリットは数多くあります。

 

しかし、ショートステイには以下のような「デメリット」も考えられます。

 

予約がなかなか取れない

 
ショートステイは近年急激に需要が高まっていますが、対応できる施設はそれほど多くないのが現状です。

 

エリアによっては、ショートステイの予約がなかなか取れないケースもあるので注意しましょう。

 

特に、週末や連休、お盆や年末年始などは利用希望者が多く、予約が取れない可能性が高まります。

 

利用したい日が決まっている場合は、早めに予約を済ませておくのがおすすめです。

 

環境に馴染めないことがある

 
ショートステイは老人ホームとは異なり、短期的に利用する施設となっています。

 

自宅を出て施設に泊まり、そしてまた自宅に戻るという環境の変化は、利用者の心身に負担をかけてしまうかもしれません。

 

環境にうまく馴染めずにストレスを抱えたことがきっかけで、ショートステイに対して抵抗感を持つようになる人もいます。

 

特に、認知症を抱える人は環境の変化が苦手なため、十分な配慮が必要です。

 

少人数のショートステイ施設を選んだり、1泊から少しずつ慣らしていったりすれば、抵抗感を減らせるでしょう。

 

連続利用には制限がある

 
介護保険内で受けられるショートステイの連続利用日数は最長で30日までと決められています。

 

また、利用日数合計は介護認定期間の半数を超えない範囲にする必要があります。

 

31日以上利用する場合には、費用が「全額自費」となる点に注意しましょう。

 

長期にわたってショートステイを利用したい場合には、30日ごとにいったん帰宅するなどの対処をすると良いでしょう。

 

デイサービスの利用を検討している方はこちらの記事も参考にしてみてください。

 

「老人ホームとデイサービスの違いは?特徴やサービス内容を徹底比較」
⇒  ご参照ください。

 

ショートステイの主なサービス内容

ショートステイの主なサービス内容
 
ショートステイでは、日常生活のサポートや介護ケア、アクティビティなどさまざまなサービスが提供されます。

 

日常生活のサポートとは、食事や入浴、排泄など毎日の動作に関する介助です。

 

施設では栄養バランスの整った食事が三食用意されるので、安心して宿泊できます。

 

また、身体の状態に合わせて歩行や起き上がりをサポートしてもらったり、排泄や入浴の介助をしてもらったりすることも可能です。

 

ショートステイの利用中には、レクリエーションやアクティビティなどに参加できます。

 

歌や創作の活動、体操、簡単なゲームのほか、農作業や園芸といったアクティビティが実施されることもあります。

 

季節ごとの催しやスペシャルなイベントに力を入れているショートステイ施設も多いです。

 

また、機能訓練や歩行訓練などリハビリに力を入れている施設も少なくありません。

 

個々の身体の状態に合わせたリハビリを受ければ、身体機能の維持や向上が見込めるでしょう。

 

ショートステイでは、デイサービスと同じように行き帰りの送迎サービスを受けられます。

 

施設まで足を運ぶのが難しいという人でも、送迎サービスがあれば気軽にサービスを利用できます。

 

近隣でショートステイ施設をお探しなら、「あなたらしく」をご活用ください。

 

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