老人ホームを探す方には、「快適に暮らせる老人ホームを選びたい」という願いがあることと思います。
ケアやサービスの質が悪い老人ホームを選んでしまうと、生活のクオリティも大きく下がってしまいます。
後悔しないよう、さまざまなポイントをチェックしながらベストな老人ホームを選んでみましょう。
この記事では、「良い老人ホームの探し方」についてご紹介していきます。
良い老人ホームの見分け方7つのポイント
まずは、良い老人ホームを見極めるコツについて、7つのポイントから解説します。
雰囲気が明るい
老人ホーム選びの際には実際に老人ホームに足を運び、その雰囲気を直接感じ取ってみましょう。
特に、その老人ホームに初めて足を踏み入れたときの第一印象は重要です。
玄関やロビーは清潔か、スタッフがにこやかに出迎えてくれるか、入居者は楽しそうに生活しているかなど、老人ホームで見ておきたいポイントはいくつもあります。
雰囲気が悪く暗いイメージのある老人ホームを選んだ場合、快適に生活できないおそれがあります。
老人ホームは新しい生活の拠点となる場所なので、より雰囲気の良い施設を選ぶのがおすすめです。
良いスタッフが集まっている
老人ホームへの入居後には、介護スタッフからのケアやサポートを受けることになります。
老人ホームへの問い合わせや実際の見学を行うときには、スタッフの態度や対応力を細かくチェックしておきましょう。
スタッフが個々の入居者にしっかりと向き合っているか、フレンドリーなコミュニケーションを取っているかといったポイントは特に重要です。
求められているケアを先取りしてくれるようなスタッフが揃っていることも大切なポイントです。
スタッフの様子をチェックすれば、老人ホーム全体の良し悪しを見極めやすくなります。
施設長の対応が丁寧
老人ホームの施設長は、施設を運営しスタッフを取りまとめる責任ある人物です。
老人ホームを見学する際に施設長と接する機会があるのなら、人柄や対応力などを細かく見ておきましょう。
施設長の話し方が高圧的だったりそっけなかったりすると、施設スタッフは萎縮してしまいのびのびと働くことができなくなります。
施設長とスタッフの関係性が悪い状態が続くと、入居者のケアにも影響が及んでしまうでしょう。
丁寧に案内や説明をし、質問に対して真摯に答えてくれるような親切な施設長がいる老人ホームなら安心できます。
手厚い生活支援サポートを行っている
老人ホームでは介護サービスのほかに、洗濯や居室の掃除、食事の提供、レクリエーションの提供など多彩なサービスを実施しています。
これらのサービスやサポートの質が低い施設を選んでしまうと、生活のクオリティが低下してしまうかもしれません。
老人ホームへの入居前には、こまめに掃除や洗濯をしてもらえるか、興味深いレクリエーションが提供されているかなどを確認しておきましょう。
食事の内容が充実している
老人ホームの入居者にとって、日々の食事は楽しみの1つです。
提供される食事が質素だったり冷めていたりすると、食事の満足度が大きく下がってしまいます。
また、介護職や治療食のバリエーションが少ない老人ホームに入居した場合、自分に合った食事を選べなくなるかもしれません。
良い老人ホームでは食事の栄養バランスだけでなく、盛り付けのきれいさや味のおいしさなど、さまざまなポイントにこだわっています。
後悔を防ぐためにも、充実した食事が提供される老人ホームを選びたいものです。
施設内が清潔
老人ホームの見学時には、清掃状態や清潔感も必ずチェックしておきましょう。
特に、老人ホームのトイレでは排泄介助を必要とする方が多いため、清掃が行き届いていないと不衛生になってしまいます。
不衛生な施設では快適に生活できませんし、疾患のリスクも高まってしまいます。
室内や通路にゴミやホコリが残っていないか、棚やテーブルが片付けられているか、車椅子などの道具や器具が汚れていないかといったポイントも確認しましょう。
入居者が楽しそうに生活している
老人ホームの入居者が快適に暮らしているかどうかも重要なポイントの1つです。
設備が整っていなかったり、施設スタッフの対応が悪かったりすると、入居者の生活の質も下がってしまいます。
入居者の生活の質はパンフレットやウェブサイトだけではなかなか見極められないものです。
実際に老人ホームを見学し、入居者の暮らしが充実しているかを感じ取ってみましょう。
老人ホーム見学時のポイントについてはこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
「老人ホームを見学するときの8つのチェックポイントを徹底解説」
⇒ ご参照ください。
見学時に質問しておくべき項目
老人ホーム見学の際には、不明点を質問して疑問を解消しておきましょう。
特に、パンフレットやウェブサイトに書かれていない内容が気になったときには、遠慮なく質問したいものです。
ここからは、老人ホーム見学にあたって質問しておくべき内容をご紹介します。
入居にかかる費用はどれくらいか
老人ホーム見学の際には、入居費用について確認しておきましょう。
老人ホームにかかる費用はパンフレットやウェブサイトなどに記載されているため、あらかじめ質問する必要はないように思えるかもしれません。
しかし、中には公開している費用相場と実際の利用料が異なるケースもあるものです。
費用面をよく確認しないまま契約すると、入居したあとに高額な追加費用を請求されるおそれがあります。
金銭面を細かく確認しておけば、安心して入居契約に進むことができます。
どのような介護が提供されているのか
老人ホームの介護体制やスタッフの配置について質問しておくのもおすすめです。
食事や入浴、排泄などの介助をどの程度受けられるのか、機能訓練や医療ケアが実施されているのかなどはぜひ確認しておきたいポイントです。
ほかに、夜間の対応や外出時の対応などについても具体的な話を聞いておくのもよいでしょう。
入居の条件に該当しているか
どんなに良い老人ホームでも、入居条件に合致していなければ入居することはできません。
老人ホームの入居ルールは施設ごとに異なり、介護度や持病の有無などの条件が合わない場合には入居を断られてしまいます。
また、一時的に入居できても、あとあと持病の悪化や要介護度の上昇によって退去を求められるケースもあるものです。
あらかじめ入居条件を確認しておけば、施設選びのミスマッチを防げます。
緊急時にはどう対応するのか
安心して生活するためにも、緊急時の対応についてあらかじめ確認しておくことが大切です。
特に、避難確保計画や業務継続計画が策定されているか、避難訓練を実施しているかといったポイントを確認しましょう。
また、入居者の体調が急変したときの対応についても事前に把握しておくといざというときのために安心です。
救急対応をしてもらえるのか、医療機関と適切に連携できるのかといった点を質問し、疑問を解消しておくことが重要です。
良い老人ホームを探したいとお考えの方は「あなたらしく」をぜひ使ってみてください。