老人ホームのルールは厳しい?規則や注意点を詳しく解説

2024年2月20日

老人ホームのルールは厳しい?規則や注意点を詳しく解説

老人ホームに入居するにあたって、ルールが厳しいのではないかと不安を抱える方もいるかもしれません。

 

老人ホームのルールは施設ごとに定められています。

 

数多くのルールを設ける施設がある一方で、ルールが少ない老人ホームもあるため、入居前に確認しておきましょう。

 

今回の記事では、「老人ホームのルール」について詳しく解説します。

 

 

一般的な老人ホームで設定されているルールとは

一般的な老人ホームで設定されているルールとは
 
老人ホームでの生活ルールは施設ごとに違います。

 

ほかの老人ホームでは許可されていることが、その老人ホームでは禁止ということも少なくありません。

 

老人ホームに入居するときには、どのようなルールが定められているのかを十分に確認しましょう。

 

ルールに関する不明点があるときには、入居前にスタッフに質問して解決しておくことが重要です。

 

以下で、一般的な老人ホームで設定されていることが多いルールをご紹介します。

 

生活時間に関するルール

 
生活時間に関するルール
 
老人ホームでは1日の生活リズムに関するおおまかなルールを定めています。

 

なかでも、食事の時間帯は具体的に定められていることがほとんどです。

 

老人ホーム入居の際には、何時にどの場所で食事をするかを確認しておきましょう。

 

ほかにも、レクリエーションの時間入浴の時間も定められていることが多いです。

 

ただし、一般的には老人ホームの生活時間に関するルールはそれほど厳しく設定されません

 

起床や就寝が遅くなったような場合でも、厳しく怒られてしまうような心配はないでしょう。

 

外出に関するルール

 
外出に関するルール
 
ほとんどの老人ホームでは、外出に関する厳しいルールは設定していません。

 

必要なものを買いに近所まで出かけたり、散歩に出かけたりと比較的自由に過ごせます。

 

ただし、老人ホームには入居者の安全を守る役割があります。

 

認知症の方が一人で出かけて、帰れなくなってしまうようなトラブルは未然に防がなければなりません。

 

認知症の方や医療的ケアが必要な方に関しては、外出が制限される可能性もある点に注意が必要です。

 

こういった方が外出するときには、家族が付き添ったり施設スタッフに付き添ってもらったりするとよいでしょう。

 

なお、一人での散歩や買い物に支障がない元気な方でも、夜間は外出を制限されることが一般的です。

 

暗くなると足元が見づらくなって転倒が起きやすくなるうえ、交通事故などのリスクも高まってしまうためです。

 

ほとんどの老人ホームには門限が定められているので、事前に確認しておきましょう。

 

外泊に関するルール

 
外泊に関するルール
 
普段は老人ホームの居室で寝泊まりをしている方でも、希望すれば外泊という形で自宅に戻ることが可能です。

 

また、旅行という形での外泊が認められるケースも多いです。

 

ただし、基本的には老人ホームで無断外泊はできません。

 

外泊を希望するときには、事前に申請を行いましょう。

 

外泊の際には、家族が付き添うなど安全性に配慮する必要があります。

 

容態がよくないときには外泊そのものが禁止になるケースもあるので十分注意しましょう。

 

持ち込めるアイテムに関するルール

 
持ち込めるアイテムに関するルール
 
老人ホームの居室には、生活に必要な物品を持ち込めることがほとんどです。

 

ご自分の衣服や生活用品を揃えれば、老人ホームへの入居後にも自分らしい生活を続けられるでしょう。

 

ただし、どのような荷物でも自由に居室に持ち込んでよいというわけではありません。

 

例えば、刃物のようなアイテムやライターなど火気に関するアイテムは危険性が高いため、持ち込みが禁じられることがあります。

 

高価なアクセサリー類の持ち込みを禁止する老人ホームも少なくありません。

 

高価な持ち物は紛失や盗難のリスクがあり、大きなトラブルに発展するおそれもあるため、持ち込みを避けることが無難です。

 

老人ホームへの入居の際には、荷物の持ち込みに関するルールをよく確認しましょう。

 

喫煙や飲酒に関するルール

 
喫煙や飲酒に関するルール<
 
タバコを吸う方やお酒を飲む方は、老人ホームへの入居の際に喫煙や飲酒に関するルールもチェックしておきましょう。

 

多くの老人ホームでは、施設の一部に喫煙所を設置しています。

 

居室での喫煙は禁じられることが一般的なので、勝手にタバコを吸わないようにしましょう。

 

飲酒に関しては、医師と相談したうえで適量を認めている施設がほとんどです。

 

迷惑行為に関するルール

 
迷惑行為に関するルール
 
一般的に、施設スタッフやほかの入居者の迷惑になるような行動も規制されています。

 

例えば、共用スペースで大騒ぎしたり、周囲の人を怒鳴りつけたりといった行動はマナー違反です。

 

また、動物禁止の老人ホームにペットを持ち込むことも禁止されています。

 

老人ホームの面会ルール

老人ホームの面会ルール
 
老人ホームへの入居時には、これまで一緒に暮らしていた家族と離れてしまうことになります。

 

寂しい思いをしないためにも、入居後も入居者と面会ができる老人ホームがほとんどですが、面会に関するルールも確認しておきましょう。

 

面会時間・頻度に関するルール

 
面会時間・頻度に関するルール
 
面会に際して、面会時間や頻度に関するルールが設けられていることがあります。

 

事前の予約が必要な老人ホームもあるでしょう。

 

中には面会の予約が必要ない老人ホームもありますが、面会時間が食事や入浴の時間にかぶってしまうと、あまり交流ができずに終わってしまう可能性もあります。

 

充実した面会時間を過ごすためには、前もって面会に適した時間帯を問い合わせておくと安心です。

 

感染対策に関するルール

 
感染対策に関するルール
 
面会には、感染症を持ち込んでしまうリスクも伴います。

 

老人ホームには、健康面で不安を抱える方が多く生活されています。

 

感染対策に関するルールが設定されていることも多いので、十分に配慮しましょう。

 

具体的には、施設訪問時にはマスクを着用すること、手洗い・うがいをすることなどが義務付けられている施設もあります。

 

事前に確認しておきましょう。

 

手みやげに関するルール

 
手みやげに関するルール
 
面会の際の手みやげにルールが設けられていないかを確認することも重要です。

 

入居者の食事が制限されている場合、せっかく用意した手みやげを渡せないこともあります。

 

また、自宅で料理した食事を手みやげとして持ち込むことを禁止している老人ホームも少なくありません。

 

手作り料理の持ち込みには食中毒のリスクも伴うため、できれば避けるようにしましょう。

 

老人ホームで生活するうえでの注意点

 
老人ホームでは、施設が定めたルールを守るよう心がけましょう。

 

入居者の中には、お金を払って入居しているからと施設のルールに非協力的な態度をとる方も残念ながらいます。

 

しかし、禁止されている場所でタバコを吸ったり、門限を過ぎても外出から戻らなかったりといった迷惑行為を行うと、施設スタッフや入居者に迷惑がかかってしまいます。

 

また、ほかの入居者への悪口や陰口などの嫌がらせ、物品の盗難、介護スタッフへの暴言・セクハラなども大きな問題に発展しかねません。

 

老人ホームのルールに明記されていないからといって自分勝手な行いをすると、周囲の人の反感を買ってしまうだけでなく、退去を命じられてしまうこともあります。

 

施設で気持ちよく暮らすためにも、最低限のルールやマナーは守れるように気をつけましょう。

 

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