老人ホームにはどんな設備がある?チェックポイントを詳しく紹介

2023年10月26日

老人ホームにはどんな設備がある?チェックポイントを詳しく紹介

老人ホームの設備は、ホームの種類や規模によって大きく異なります。

 

老人ホーム選びでは、どのような設備が設置されているかを比較することが重要です。

 

この記事では、老人ホームを選ぶにあたって「知っておきたい設備面」について解説します。

 

 

老人ホームにある設備は施設によって異なる

老人ホームにある設備は施設によって異なる
 
老人ホームの設備は施設の種類や方針によって大きく変わってきます。

 

「有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」は比較的設備が充実しています。

 

居室にトイレや収納設備の他、浴室やキッチンが付くタイプも多いです。

 

分譲型シニアマンションのような施設であれば、シアタールームなど多数の娯楽設備が用意されていることもあります。

 

「介護療養型医療施設」や「介護老人保健施設」は、医療ケアに特化した設備が多いです。

 

医務室や診察室の他、機能訓練室などがあり、個々の状態に応じたケアを受けられます。

 

グループホームには共有のリビングスペースや食堂施設が、ケアハウスには一時介護室のような設備が設置されているのが一般的です。

 

老人ホームの居室にある一般的な設備

老人ホームの居室にある一般的な設備
 
老人ホームでは、パーソナルスペースにあたる居室が提供されます。

 

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では個室が提供されるのが一般的です。

 

特別介護老人ホーム、介護老人保健施設などでは大部屋を複数人で使うこともあります。

 

居室には一般的に、介護ベッドをはじめとした以下のような設備があります。

 

介護ベッド

 
介護ベッド
 
老人ホームには機能性の高い介護ベッドが設置されるのが一般的です。

 

介護ベッドには1モーターベッドや2モーターベッドなどいくつかの種類があり、要介護度に応じて最適なものを使えます。

 

1モーターベッドは背上げ機能または高さ調整のみが、2モーターベッドは背上げ機能と高さ調整の両方が備わっており、高齢者でもスムーズに起き上がりや立ち上がりが可能です。

 

ベッドで過ごす時間が多い人は、膝上げや寝返り補助などの機能がついたベッドを使えることもあります。

 

トイレ

 
トイレ
 
老人ホームによっては個室にトイレが設置されている施設があります。

 

より便利に生活したいのであれば、個々の部屋にトイレが設置されている老人ホームを選んだ方がいいかもしれません。

 

歩行ができる人にとっては、共用のトイレまで歩くことが介護予防になるという考え方もあります。

 

また、居室内でトイレに行こうとして転倒した場合、スタッフが気付くまでに時間がかかることがありますが、共用トイレであれば事故に早く気付けます。

 

老人ホームを選ぶときには、トイレの広さや設置数に加えて、手すりの位置なども確認しておきましょう。

 

洗面台やクローゼット、洋服タンス

 
洗面台やクローゼット、洋服タンス
 
個室を使える老人ホームの場合、室内には洗面台が設置されていることがほんどです。

 

また、クローゼットや洋服タンスが設置されていることもあります。

 

クローゼットや洋服タンスが用意されていない老人ホームを選んだ場合には、使いやすい衣装ケースなどを持ち込む必要があります。

 

老人ホームにある共用設備

老人ホームにある共用設備
 

続いて、老人ホームの設備のうち共同で使うものについて紹介します。

 

食堂

 
食堂
 
老人ホームには日々の食事のための食堂が用意されているのが一般的です。

 

高級な老人ホームには、レストランのような雰囲気の食堂が設置されることもあります。

 

老人ホームを選ぶときには、食堂の設備の状況に加えて広さや雰囲気、過ごしやすさなどもチェックしておきましょう。

 

プレイルーム、リビングルーム

 
プレイルーム、リビングルーム
 
老人ホームの共用部分にはプレイルームリビングルームなどが設置されています。

 

また、施設によっては談話室、娯楽室のような設備が用意されていることもあります。

 

共用設備に十分な広さがあれば、リラックスして過ごすことが可能です。

 

座れる場所が多いか、気分転換ができるかなどを前もってチェックしておきましょう。

 

浴室

 
浴室
 
老人ホームでは、自力での入浴が難しい人のために介助向けの浴槽が設置されています。

 

リフト浴と呼ばれる浴槽は、車椅子に座った状態で入浴ができる便利な設備です。

 

手すりや安全ベルトが付いているので、入浴中に滑ってしまう心配もありません。

 

リフト浴が難しい人は、専用のチェアやストレッチャーに座ったり寝たりした状態で入浴します。

 

なお、自分で歩行ができる人は一般的な湯船につかり、自分のペースで入浴の時間を過ごせます。

 

車椅子や歩行器

 
車椅子や歩行器
 
歩行が困難な人のために、老人ホームでは車椅子歩行器を用意しています。

 

車椅子や歩行器を無料で貸出している老人ホームもありますが、要介護度に応じて介護保険を使ってレンタルする形で機器を提供している施設もあります。

 

老人ホームの車椅子の多くはスタンダードなタイプです。

 

また、中にはリクライニングタイプやティルトタイプの車椅子もあります。

 

最近では電動モーターを搭載した電動タイプの車椅子も増えてきたので、機会があればぜひ使ってみましょう。

 

老人ホームの設備に関してチェックすべきポイント

老人ホームの設備に関してチェックすべきポイント
 
老人ホームを選ぶときには、設備が使いやすいかどうかを細かく見ておきましょう。

 

具体的には、以下のようなポイントを意識しながら設備を見て回るのがおすすめです。

 

安全性

 
安全性
 
居室や共用設備の安全性にこだわるのは重要です。

 

例えば、通路が狭いと足元がひっかかりやすく、事故のリスクが高まります。

 

また、余計なものがごちゃごちゃと置いてあったり、スタッフの目が届きにくいスペースがあったりする施設では安心できないかもしれません。

 

設備や環境が整っている老人ホームを選べば、安心して過ごせます。

 

快適さ

 
快適さ
 
介護を必要とする人は、1日のほとんどを施設の中で過ごします。

 

そのため、快適に過ごせるかどうかはぜひとも確認しておきたいポイントです。

 

談話室や図書室、シアタールームなど設備が充実していれば、外出しなくてもうまく気分転換ができます。

 

中には、レストラン温泉など豪華な設備が用意されている老人ホームもあるので、こういった老人ホームもぜひ見学してみましょう。

 

サポート体制

 
サポート体制
 
設備の充実度に加えて、必要なサポートを受けられるかどうかも重要な要素となってきます。

 

老人ホームに入居したときには自力での歩行が可能でも、その後医療的ケアや介護が必要になる可能性は十分に考えられます。

 

必要に応じて手厚いケアサポートが受けられるような老人ホームを選べば、後々安心です。

 

バリアフリーの状況、浴室やトイレの使いやすさ、スタッフが対応できる医療ケアなど、あらゆるポイントを確認した上で老人ホームを選びましょう。

 

老人ホームの選び方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒  ご参照ください。

 

【まとめ】必要な設備が揃った老人ホームを選べば快適な日々を過ごせます!

 
老人ホームを選ぶ上では設備面を重視することが大切です。

 

自身に必要な設備が無駄なく揃っている老人ホームを選べば、日々を快適に過ごせるかもしれません。

 

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