デイサービスにはどんな種類がある?それぞれの特徴を詳しく解説

2024年8月2日

デイサービスにはどんな種類がある?それぞれの特徴を詳しく解説

日々の生活にメリハリをつけたいときや、プロの介護サポートを受けたいときには、デイサービスの利用を検討しましょう。

 

老人ホームとは異なり、デイサービスは日中に介護サービスを受けられる仕組みになっています。

 

この記事では「デイサービスの種類や詳しい特徴」、「利用するメリット」について詳しく解説していきます。

 

 

種類別!デイサービスの特徴

種類別!デイサービスの特徴
 
デイサービスの種類ごとにサービス内容は異なるため、自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。

 

まずは、デイサービスの種類ごとに特徴やサービス内容をチェックしましょう。

 

一般型デイサービス

 
一般型デイサービス」とは、利用者の送り迎え、食事や入浴など日常生活の支援、生活機能訓練などのケアを受けられる施設です。

 

中でも、25名以上の利用者を受け入れている施設は大規模デイサービス、利用者を18名以下におさえている施設は小規模デイサービスまたは地域密着型通所介護と呼ばれます。

 

普段自宅で過ごす時間が長く、外に出かける機会を作りたい方や、試しにデイサービスを受けてみたいとお考えの方は、まずは一般型デイサービスを利用してみましょう。

 

認知症対応型デイサービス

 
認知症の症状を抱えている方は、「認知症対応型デイサービス」を選ぶのが安心です。

 

認知症対応型デイサービスには認知症の症状やケア方法をよく理解しているスタッフが在籍しています。

 

食事や排泄などの介護に気を配ったり、必要に応じて声掛けや個別の対応をしたりしてもらえるので、安心して利用できます。

 

リハビリ特化型デイサービス

 
リハビリ特化型デイサービス」では、筋力や身体機能を維持するためのプログラムやリハビリのプログラムを受けられます。

 

施設には機能訓練指導員が在籍し、介護予防に特化した機能訓練を実施しています。

 

なお、これらのケアは医療行為ではないため、リハビリ特化型デイサービスの施設に医師が常駐することは基本的にはありません。

 

療養型デイサービス

 
持病や疾患を抱えており、常時医療ケアを受ける必要があるときには、「療養型デイサービス」を選びましょう。

 

療養型デイサービスでは基本的な身体介助に加え、生活機能訓練なども受けられます。

 

多くの療養型デイサービスは医療機関や訪問看護と連携しており、より専門的なケアを受けられる仕組みになっているのでケア体制の面で安心です。

 

老人ホームとデイサービスの違いについてはこちらの記事もチェックしてみてください。

 

「老人ホームとデイサービスの違いは?特徴やサービス内容を徹底比較」
⇒  ご参照ください。

 

デイサービスを利用するメリット

デイサービスを利用するメリット
 
デイサービスを利用すべきか悩んでいるのなら、まずはメリットに着目してみましょう。

 

ここからは、デイサービスの魅力を「7つ」ご紹介します。

 

プロの手による介護を受けられる

 
デイサービスでは、送迎、食事や入浴の介助、排泄介助、レクリエーションや機能訓練など多くのサービスが提供されます。

 

また、認知症ケアや栄養改善、口腔機能向上のためのケアを受けられる施設もあります。

 

デイサービス施設には介護のプロが在籍しているので、安心して介護を任せられるのが魅力的です。

 

専門的な機能訓練を受けられる

 
デイサービスでは機能訓練やリハビリなど専門的なプログラムを受けられます。

 

病気やケガをきっかけに体が不自由になってしまった方でも、最適なリハビリを受ければ身体機能の維持や向上が見込めます。

 

また、体の衰えを防止するために体操や歩行訓練、脳トレなどの機能訓練を受けるのもおすすめです。

 

より高度なケアを受けたい方は、理学療法士や作業療法士など、機能訓練やリハビリの知識をもつ専門家がいるデイサービスを選びましょう。

 

栄養バランスの取れた食事を食べられる

 
デイサービスでは、栄養バランスを考慮して調理された、咀嚼しやすい食事が提供されます。

 

デイサービスの昼食の時間を楽しみにしている利用者は少なくありません。

 

自宅での食事で栄養バランスが崩れがちという方でも、食事が提供されるデイサービスを利用すれば健康状態を保ちやすくなります

 

安心して入浴できる

 
自宅のバスルームに段差があったり足元が滑りやすかったりすると、安心して入浴できない方もいるかもしれません。

 

そのように、ご自身での入浴が難しい方のために、デイサービスでは入浴サービスを提供しています。

 

施設には介助に適したスタイルのバスルームが用意されているので、体が不自由な方や車椅子を使っている方など、どなたでも安心してバスタイムを楽しめます。

 

コミュニケーションの機会が増える

 
デイサービスには、利用者やスタッフと会話をしたり、レクリエーションを楽しんだりする機会が数多くあります。

 

高齢になるとどうしてもほかの人との交流の機会が減ってしまうため、孤立感に悩むこともあるかもしれません。

 

デイサービスを利用すればさまざまな人との交流を楽しむことができ、社会的なつながりを維持しやすくなります。

 

デイサービスの利用をきっかけにして新しい友人を増やせば、日々の生活がもっと楽しくなるはずです。

 

生活にメリハリが生まれる

 
体の衰えとともに外出するのがおっくうになり、日々の生活が単調になってしまう方もいるでしょう。

 

また、睡眠時間や食事の時間がバラバラになってしまうなど、生活リズムが大きく崩れてしまう可能性も考えられます。

 

その点、デイサービスを利用すれば、朝の決まった時間に送迎車が来るため、生活リズムが整いやすくなります

 

家族以外の人と接する機会も増えるので、生活にメリハリが生まれやすくなるでしょう。

 

メリハリのある生活は認知症予防にもつながっていきます。

 

家族の介護負担を減らせる

 
デイサービスの活用は、利用者ご本人だけでなくそのご家族にもプラスの効果をもたらします。

 

高齢者の介護を続けることで身体的・心理的な負担を感じる方は少なくありません。

 

大きな負担がかかり続けると、介護うつや介護ノイローゼになってしまうこともあります。

 

介護の疲れやストレスを和らげたり、日常生活にゆとりをもたせたりするためにも、時には専門家の手を借りることが大切です。

 

デイサービスを利用すれば介護を施設に任せられるため、介護者がゆとりをもつことができます。

 

仕事と家族の介護を両立したり、時には趣味を楽しむ時間を作ったりするためにも、デイサービスを上手に活用してみましょう。

 

症状に合ったデイサービスを選ぶときのポイント

 
デイサービスにはさまざまな種類があり、それぞれ提供されるサービスの内容や施設の雰囲気は異なります。

 

デイサービス選びの際には、その施設でどのようなケアを受けられるのかを詳しく確認しましょう

 

初めてデイサービスを利用する方は通いやすさや過ごしやすさを考慮し、定員人数が少ない小規模デイサービスを選ぶのがおすすめです。

 

また、疾患を抱えているのなら療養型デイサービスを、認知症の症状にお悩みなら認知症対応型デイサービスを選ぶとよいでしょう。

 

施設選びに悩んだときには、一度見学に行って施設の雰囲気を見て回ることが大切です。

 

温かみのある施設や丁寧な対応を受けられる施設であれば、実際に申し込んだあとにも安心して通うことができるでしょう。

 

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