趣味特化型デイサービスの特徴やメリット・デメリットを紹介

2025年2月26日

趣味特化型デイサービスの特徴やメリット・デメリットを紹介

デイサービスは、高齢者の日常生活にメリハリを与え、さらに家族の介護負担を軽減してくれる便利なサービスです。

 

しかし、「デイサービスは退屈」というイメージがあり、なかなか利用したがらない方もいます。

 

このような方におすすめなのが、趣味特化型デイサービスです。

 

この記事では、デイサービスの中でも近年特に注目を集めている、趣味特化型デイサービスについて詳しく紹介します。

 

 

趣味特化型デイサービスの特徴

趣味特化型デイサービスの特徴
 
趣味特化型デイサービスとは、趣味を楽しむことを主な目的としている通所介護です。

 

一般的なデイサービスでは、食事の提供や手助け、排泄や入浴の介助、機能訓練や体操、健康チェックといったサービスが実施されます。

 

趣味特化型デイサービスには、これらのサービスに加えて趣味の時間が設けられるという特徴があります。

 

趣味特化型デイサービスで提供されるのは、手芸や絵画、音楽などさまざまです。

 

将棋や麻雀のようなボードゲームを楽しんだり、併設の畑や庭園で園芸をしたりできる施設も多いようです。

 

また、観光地などへの日帰り旅行を提供している趣味特化型デイサービスもあります。

 

生き生きとした楽しい毎日を過ごせるデイサービスを探している方は、趣味特化型デイサービスの利用を検討してみるとよいでしょう。

 

デイサービスと老人ホームのどちらを選ぶかで悩んでいる方は、以下の記事も参考にしてみてください。

 

『老人ホームとデイサービスの違いは?特徴やサービス内容を徹底比較』
⇒ ご参照ください。

 

趣味特化型デイサービスを利用するメリット

趣味特化型デイサービスを利用するメリット
 

趣味特化型デイサービスには、ほかのデイサービスとは異なる以下のような「特徴」があります。

 

充実した毎日を過ごせる

 
趣味特化型デイサービスには、高齢者の好みに応じたさまざまなプログラムが用意されています。

 

好みの趣味に没頭すれば、気分転換やストレス解消につながる充実した時間を過ごせるでしょう。

 

孤立感を解消できる

 
高齢になり、自宅にこもりっきりになってしまう方は少なくありません。

 

孤独感や退屈を感じながら過ごしていると、老年性うつのような状態になる恐れもあります。

 

趣味を通じた交流で社会的な孤立を防げるのも、趣味特化型デイサービスの大きなメリットです。

 

指先の刺激になる

 
手芸や絵画、園芸などの趣味には、指先を動かしながら楽しめるという特徴があります。

 

手や指先を動かせば神経や筋肉が刺激されるため、日常動作の維持や脳機能の向上といった効果が見込めます。

 

介護予防のためにも、指先に適度な刺激が及ぶような趣味にどんどんチャレンジしていきましょう。

 

ポジティブな気持ちになれる

 
趣味を通してポジティブな意識を持てるのも、趣味特化型デイサービスの魅力の一つです。

 

趣味特化型デイサービスで編み物や絵画などを作成すれば、達成感を味わえます。

 

制作したものを自宅に飾ったり、家族にプレゼントしたりするのを楽しむのもよいでしょう。

 

趣味特化型デイサービスを利用するデメリット

趣味特化型デイサービスを利用するデメリット
 

趣味特化型デイサービスの利用には多くのメリットがありますが、以下のような「デメリット」も考えられます。

 

人間関係に悩む可能性がある

 
趣味特化型デイサービスに自分と相性の悪い利用者がいた場合、人間関係がストレスになるかもしれません。

 

また、内向的な方の場合、周囲の人とのコミュニケーションに疲れる可能性も考えられます。

 

趣味特化型デイサービスでは、ほかの利用者とともに趣味の時間を過ごすことになります。

 

特に規模の小さな施設の場合、人間関係の煩わしさから行くのを嫌がるケースもあるようです。

 

趣味特化型デイサービスを利用する際は、実際の活動を見学し、話しやすそうな雰囲気かも確認しておくとよいでしょう。

 

費用を負担する必要がある

 
デイサービスの利用には介護保険が適用されますが、費用の一部は自身で負担する必要があります。

 

取り組む趣味の内容によっては、道具代などの費用もかかるでしょう。

 

趣味特化型デイサービスを利用する際には、費用の自費負担分がどのくらいになるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

 

趣味特化型以外のデイサービス

趣味特化型以外のデイサービス
 
デイサービスには趣味特化型以外にも数多くの種類があります。

 

ここからは、趣味特化型デイサービス以外の「通所介護」について詳しく紹介していきます。

 

一般的なデイサービス

 
各地域に配置されている通所介護の多くは、デイサービスまたは地域密着型デイサービスという形式になっています。

 

デイサービスの定員は19名以上、地域密着型は定員が18人以下と定められています。

 

デイサービスでは食事や入浴、排泄などの介護のほか、機能訓練などを受けることが可能です。

 

また、趣味特化型デイサービスと同じようにレクリエーションやイベントなども実施されます。

 

デイサービスの利用時には、自宅から施設までの送迎サービスを利用できます。

 

療養デイサービス

 
療養デイサービスは、看護を必要としている方や要介護度の高い方を対象とした通所介護です。

 

利用する方1.5人に対して、介護または看護の職員を1人以上配置しているのが療養デイサービスの特徴です。

 

通常のデイサービスに比べて利用定員も少ないため、よりきめ細やかなサービスを受けられます。

 

療養デイサービスでは日常生活の支援や入浴サービスのほか、医療処置や機能訓練などを受けることが可能です。

 

認知症対応型デイサービス

 
デイサービスの中でも認知症の診断を受けている方向けのものは、認知症対応型と呼ばれます。

 

一般的なデイサービスとは異なり、認知症対応型デイサービスは12名以下の少人数制です。

 

認知症を抱える方の中には、人の多い場所や知らない人との交流を苦手とする方もいます。

 

しかし、少人数利用が可能な認知症対応型デイサービスであれば、通いやすいと感じる方も多いでしょう。

 

認知症対応型デイサービスには、認知症ケアの知識やスキルをもつ職員が多数在籍しています。

 

認知症の症状があり、一般的なデイサービスの利用が難しい場合には、認知症対応型デイサービスの利用を検討してみましょう。

 

お泊りデイサービス

 
デイサービスは基本的に、日中のみ利用できるサービスとなっています。

 

そのため、介護を必要とする家族がおり、夜の時間帯の仕事や用事を諦めている方もいるかもしれません。

 

また、日々の介護で睡眠不足の状態が続いており、ぐっすり眠りたいと感じている介護者も多いでしょう。

 

このような方のために、近年はデイサービスに宿泊できるお泊りデイを提供する施設が増えてきました。

 

お泊りデイサービスは、日中のデイサービスを利用した後で、同じ施設にそのまま泊まる仕組みになっています。

 

普段から利用しているデイサービスに宿泊する形なため、安心感もあるでしょう。

 

レスパイト型デイサービス

 
レスパイト型デイサービスは、介護者の負担軽減を主な目的としたデイサービスです。

 

レスパイトとは「小休止」や「一時預かり」という意味をもつ言葉です。

 

現在では、在宅介護をしているご家族など、介護者の休養を支援する意味合いが広く知られるようになりました。

 

レスパイト型デイサービスは、介護者の負担軽減を主な目的としています。

 

夕食後の時間に送迎してくれるなど、通常のデイサービスと比較して預かる時間が長く設定されているのが、レスパイト型デイサービスの大きな特徴です。

 

レスパイト型デイサービスは介護者の休息のために利用できるほか、仕事との両立のために利用されるケースもあります。

 

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