デイサービスを利用するメリット・デメリットを徹底解説

2024年8月29日

デイサービスを利用するメリット・デメリットを徹底解説

デイサービスとは、介護保険で利用できる通いの介護ケアのことです。

 

介護サービスというと、老人ホームのように施設に移り住むイメージがあるかもしれませんが、デイサービスはあくまで通所のサービスとなっています。

 

デイサービスの利用には数多くのメリットが見込めるので、ぜひ積極的に活用してみましょう。

 

今回は、「デイサービスの特徴」や、「メリット・デメリット」についてご紹介します。

 

 

デイサービスの特徴

デイサービスの特徴
 
デイサービスとは通所介護とも呼ばれるサービスで、デイサービスセンターなどの福祉施設によって提供されています。

 

デイサービスの大きな目的は、利用者の心身機能の維持や改善、そして利用者の家族の介護負担軽減です。

 

利用者が自宅で自立した生活を送れるよう、デイサービスでは利用者の状態に合わせた身体介護を実施しています。

 

また、利用者の社会的交流の提供生活の質の向上を目指しているのも、デイサービスの大きな特徴です。

 

日常生活の動作が難しくなってきた方や外出する機会が減った方にとって、デイサービスの利用は良い刺激になるでしょう。

 

デイサービスを利用できるのは、要介護認定を受けている方に限られます。

 

多くのデイサービスは「要介護1~5」と認定された方を対象としていますが、要支援の認定を受けた方を受け入れている施設もあります。

 

デイサービスの利用には介護保険が適用されますが、自己負担や加算料金といった費用がかかります。

 

デイサービスの利用時間や要介護度、利用サービスの内容によって費用は変わってきますが、比較的安価で利用できることがほとんどなのでそれほど心配はいりません。

 

老人ホームとデイサービスの違いについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

「老人ホームとデイサービスの違いは?特徴やサービス内容を徹底比較」
⇒  ご参照ください。

 

デイサービスを利用するメリット

デイサービスを利用するメリット
 

デイサービスの利用には、以下のように多くの「メリット」が考えられます。

 

食事のバランスが整う

 
デイサービスには管理栄養士など調理の専門家が在籍しており、栄養バランスの整った昼食やおやつが提供されます。

 

高齢者や体の不自由な方は、自宅での生活で食事のバランスが乱れたり、十分な量の食事を摂れなくなったりすることがあります。

 

しかし、デイサービスの食事を利用すれば、栄養面の心配が和らぎます。

 

また、ほかの利用者とともに楽しい食事時間を過ごせるのも、デイサービス利用のメリットの1つです。

 

安心して入浴できる

 
高齢の方や体が不自由な方にとって、日々の入浴は困難なものです。

 

介護する家族にとっても、大人を安全に入浴させるのはかなりの重労働となってしまいます

 

ときには、浴室で足をすべらせたり、腰を痛めたりといったトラブルが起きることもあるかもしれません。

 

その点、デイサービスには専門知識を持つ介護スタッフが在籍しており、質の高い入浴介助が提供されます。

 

手すり付きの浴室や介護仕様の浴槽など、ケアに特化した設備が備わっているのもデイサービスの特徴です。

 

デイサービスの浴槽は、車椅子を利用している方や、寝たきりの方でも問題なく入浴できる形式になっています。

 

デイサービスを利用すれば安心して入浴できるため、湯船に使ってゆっくりとリラックスタイムを過ごすことも可能となるでしょう。

 

機能訓練を受けられる

 
デイサービスでは、歩行訓練体操などの機能訓練が提供されます。

 

また、脳トレやゲームなど、楽しみながら取り組めるレクリエーションも充実しています。

 

そのため、デイサービスに通って機能訓練を続ければ、身体機能や脳機能の低下を軽減できるでしょう

 

人との交流の機会が増える

 
デイサービスには多くの利用者が集うため、人とのコミュニケーションの機会は自然と増えていきます。

 

介護スタッフと会話する機会もあるため、幅広い年代の方との交流が可能となります。

 

高齢になって引きこもりがちになり、人と交流する機会が減ってしまうケースは少なくありません。

 

社会的なつながりが薄れたことがきっかけで、自信をなくしてしまった方もいるでしょう。

 

しかし、デイサービスを利用すれば社会的交流を維持できて、充実した時間を過ごせます。

 

生きがいにつながる

 
心身の健康のためには、日々の楽しみや生きがいが必要不可欠です。

 

しかし、高齢になり楽しみがなくなったり、娯楽が減って生きがいを失ってしまったりする方も少なくありません。

 

デイサービスでは、レクリエーションや運動の機会が提供されるため、多くの催しに参加すれば、楽しみや生きがいが見つかりやすくなります

 

日々の生活に活力が生まれやすいのも、デイサービスを利用する大きなメリットです。

 

送迎サービスを受けられる

 
デイサービスでは、自宅から施設までの「送迎サービス」が提供されています。

 

施設利用にあたって通所の手間がネックになるという場合でも、送迎サービスを利用すれば負担を軽減できます。

 

施設の送迎車は車椅子での乗車に対応していることも多く、身体状況にかかわらず送迎サービスを利用可能です。

 

家族の介護負担を軽減できる

 
介護が必要な方がいる場合、家族には身体的、精神的な負担がかかってしまいます。

 

介護は24時間365日続くため、家族が休む時間を確保できず疲れて果ててしまうケースも少なくありません。

 

介護負担が大きくなると、介護うつ介護ノイローゼになってしまうこともあるため注意が必要です。

 

家族の負担が大きいと感じられる場合には、積極的にデイサービスの活用を検討しましょう。

 

デイサービスを利用すれば、家族は日中の介護から解放されるため、身体的にも精神的にも負担が大きく和らぎます。

 

ゆっくり休んだりリフレッシュしたりする時間を確保できるのは、デイサービスを利用する大きな「メリットの1つ」です。

 

デイサービスを利用するデメリット

デイサービスを利用するデメリット
 
デイサービスの利用には多くのメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットも考えられます。

 

デイサービスを利用する際には、メリットとデメリットを十分に比較しましょう。

 

利用時には費用がかかる

 
デイサービスの利用時には介護保険の利用が可能ですが、それでも多少の自己負担料金が発生します。

 

要介護度が高い場合には費用負担が大きくなることもあるので注意が必要です。

 

デイサービスの利用負担金は基本的に、利用する回数に比例して高まっていきます。

 

費用面の不安があるときには、ケアプランの内容をチェックしたり、サービス内容を見直したりと工夫してみるのがおすすめです。

 

ストレスを感じることがある

 
デイサービスではスタッフやほかの利用者とのコミュニケーションが欠かせません。

 

人との交流が苦手な方集団行動に不安を感じやすい方は、デイサービスで過ごす時間がストレスになることがあります。

 

手厚いケアを受けられるのがデイサービスのメリットですが、このケアを申し訳なく思い、かえってストレスを溜めてしまう利用者もいます。

 

デイサービスの利用によって精神的な負担を抱えてしまった場合には、ケアマネジャーに相談したり、別の施設を利用したりといった対処をしてみましょう。

 

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