3種類の有料老人ホームの違いやそれぞれの特徴を詳しく解説

2024年5月8日

グループホームにおけるユニットとは?

老人ホームには数多くの種類があり、どのような老人ホームを選ぶべきかと悩んでしまう方も少なくありません。

 

手厚い介護やサービスを受けながら快適な暮らしを続けたいとお考えなら、有料老人ホームへの入所を選択肢に入れてみましょう。

 

この記事では、有料老人ホームの「特徴」や「種類」について詳しく紹介します。

 

 

有料老人ホームとは?

有料老人ホームとは?
 
有料老人ホームとは、高齢者が日々を快適に過ごせるよう配慮された住まいのことです。

 

対象となる高齢者に対して、食事や介護、家事、健康管理といったサービスのうち1つ以上が提供されている施設を有料老人ホームと呼びます。

 

一般的な介護やサポートに加え、手厚い生活サービスも提供されているのが有料老人ホームの特徴です。

 

特別養護老人ホームや老人保健施設とは異なり、有料老人ホームは民間に企業や医療法人などによって運営されています。

 

民間施設である有料老人ホームは、公的施設と比較して設備やサービスが充実している傾向にあります。

 

【種類別】有料老人ホームの特徴

【種類別】有料老人ホームの特徴
 
有料老人ホームは大きく以下の「3種類」に分けられます。

 

  • 介護付き有料老人ホーム
  • 住居型有料老人ホーム
  • 健康型有料老人ホーム

 

それぞれの施設の特徴について詳しく見ていきましょう。

 

介護付き有料老人ホーム

 
介護スタッフが常駐しており、必要な介護を受けられるようになっている施設のことを介護付有料老人ホームと呼びます。

 

介護付有料老人ホームは特定施設入居者生活介護の指定を受けており、専門の介護スタッフが24時間常駐しているのが特徴的です。

 

特定施設入居者生活介護の認定を受けた介護付有料老人ホームでは、食事排泄入浴といった日常生活の介助を受けられます。

 

さらに、リハビリを受けたりレクリエーションや友人との交流を楽しんだりできるのも、介護付有料老人ホームの魅力です。

 

介護付有料老人ホームは大きく、「介護専用型」と「混合型」という2つの種類に分けられます。

 

ただし、入居時自立を条件とした自立型も少なからず存在しています。

 

介護専用型の施設は介護保険における要介護認定を受けている方を対象とした施設です。

 

これに対し、混合型は自立した生活ができる方と要介護認定を受けている方の両方を対象としています。

 

例えばご夫婦のうち一方が介護を必要としており、もう一方が自立しているという場合、混合型を選べばご一緒に入居できます。

 

なお、介護専用型も混合型も、例外はあるものの、入所対象の年齢は原則として65歳以上です。

 

有料老人ホームの半分以上は介護付きの施設となっています。

 

施設数が多いので、自分に合った老人ホームをじっくり探してみましょう。

 

介護付き有料老人ホームについてより詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

 

「介護付き有料老人ホームの費用や入居条件ってどうなの?徹底解説!」
⇒  ご参照ください。

 

住居型有料老人ホーム

 
住居型有料老人ホームは、介護サービスが付帯していないタイプの施設です。

 

入居できるのは原則として65歳以上で、なおかつ自立の方や軽度の要介護認定を受けている方に限られます。

 

住居型有料老人ホームでは食事の提供のほか、清掃や洗濯といった家事サービス生活サポートを受けることができます。

 

また、レクリエーションやイベント、サークルが充実しているのも住居型有料老人ホームの特徴です。

 

自分に合った介護サービスを自由に選べるのが、住宅型有料老人ホームの大きなメリットと言えるでしょう。

 

介護付きの場合には施設が定めた介護サービスを利用することになりますが、住居型であればほかのサービスを組み合わせるなどの工夫も可能です。

 

住居型有料老人ホームで過ごしながら、必要に応じて訪問介護やデイサービスを利用する方もいます。

 

最近では、敷地内に訪問介護事業所や居宅介護支援事業所を併設する住居型有料老人ホームも増えてきました。

 

こういった施設を選べば、将来的に介護が必要となった場合でも安心して施設での生活を続けられます。

 

住居型有料老人ホームについてより詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

 

「住宅型有料老人ホームの費用や入居条件ってどうなの?徹底解説!」
⇒  ご参照ください。

 

健康型有料老人ホーム

 
健康型有料老人ホームとは、本格的な身体介護や生活支援のサービスが提供されないタイプの施設です。

 

健康型有料老人ホームに入居できるのは原則65歳以上の方のうち、自立した方のみです。

 

施設で提供されるのは家事サポートや食事サービスの一部のみとなっており、身の回りのことは基本的にご自身で行います。

 

なお、アクティブシニアを対象としていることから、健康型有料老人ホームには充実した日々を送るための設備やサービスが充実しています。

 

レクリエーションやイベントに参加したり、入居者同士で交流できるサークルやクラブ活動を行ったりと、思い思いに過ごせるのが健康型有料老人ホームの魅力です。

 

ただし、介護を必要とする方は健康型有料老人ホームの入居の対象外となります。

 

入居後に要介護認定を受けた場合には転居や退去を求められることになる点に気を付けましょう。

 

有料老人ホームのほとんどは介護付きまたは住居型となっており、健康型有料老人ホームはまだまだ少ないのが現状です。

 

健康型有料老人ホームに入居を希望しても、条件に合った施設を近隣で見つけられないこともあるかもしれません。

 

健康型有料老人ホームへの入居をお考えなら、探す範囲を広げるなどの工夫をしてみましょう。

 

健康型有料老人ホームについてより詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

 

「健康型有料老人ホームの入所基準や特徴をわかりやすく解説」
⇒  ご参照ください。

 

自分に合った有料老人ホームの選び方

自分に合った有料老人ホームの選び方
 
有料老人ホームで提供される介護サービスや生活サポートの内容は施設ごとに異なります。

 

快適に過ごすためにも、自分に合ったサービスやサポートを受けられる有料老人ホームを選びたいものです。

 

ここからは、有料老人ホームの「選び方」について考えていきましょう。

 

入居条件を詳しく比較する

 
要介護認定を受けている方のみを対象とする施設や、自立した方を対象とする施設など、有料老人ホームの入居条件はさまざまです。

 

例えば介護付き有料老人ホームであれば要介護認定を受けている方でも問題なく入居できますが、健康型有料老人ホームの場合は自立の方が主な入居対象となります。

 

有料老人ホームを選ぶ際には、入居可能な年齢や要介護認定の度合いなど、条件を詳しく比較しましょう。

 

入居可能かを判断しにくい場合には、施設に問い合わせるなどの対応もおすすめです。

 

快適に過ごせるかをチェックする

 
施設の設備を詳しくチェックすることも、有料老人ホーム選びのポイントの1つです。

 

毎日寝起きする居室が狭いと息苦しさを感じてしまうため、ある程度個室の広さを確保している施設を選びたいものです。

 

また、食堂や共用スペース、浴室やトイレなどの設備についても使いやすさを細かく確認しておきましょう。

 

写真の入った資料を取り寄せたり、あらかじめ施設を見学したりすれば、施設の様子をより詳しく判断することができます。

 

ウェブサイトやポータルサイトをチェックしながら施設の比較をするのもおすすめです。

 

有料老人ホームをお探しなら、「あなたらしく」をぜひご活用ください。

 

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