老人ホームは外出禁止?外出できないケースを詳しく紹介

2023年11月1日

老人ホームは外出禁止?外出できないケースを詳しく紹介

老人ホームに入居するにあたって「入居後は外出禁止なのでは?」と心配する方もいるかもしれません。

 

老人ホームでは入居者を守るため、外出に関する一定のルールを設けています。

 

ルールを守って外出や外泊をすれば、リフレッシュすることが可能です。

 

この記事では老人ホームで外出ができるケースやできないケースについて詳しく解説します。

 

 

老人ホームに入ると外出できない?

老人ホームに入ると外出できない?
 
老人ホームに入所した後は施設から外に出られなくなるということはありません。

 

老人ホームはあくまで、入居者の介護ケアを通じて適切な暮らしを提供する施設です。

 

入居者を管理し、自由な行動を制限するための施設ではありません。

 

そのため基本的には、老人ホームへの入所後も買い物など外出をしたり、外食に出かけたりすることも可能です。

 

外泊も認められています。

 

介護が必要だからといって外出が制限された場合、高齢者は生活を楽しみリフレッシュする機会を失ってしまいます。

 

また、老人ホームに入った後に社会との接点が少なくなり、寂しい思いをする方もいるかもしれません。

 

入居者にとって、外出は良い気分転換になります。

 

介護をする上での問題がなければ外出や外泊は比較的自由に行えます。

 

家族や知人とのかけがえのない時間を過ごせるのは、外出や外泊ならではのメリットです。

 

ただし、外出や外泊が可能だからといっていつでも勝手に出かけていいわけではありません。

 

老人ホームから許可なく出てしまうと、スタッフに迷惑がかかります。

 

外出や外泊をする際には、事前に申請を行うことが重要です。

 

そして、決められたルールの中で外出や外泊を行うことも大切なポイントです。

 

老人ホームで外出が禁止されるケース

老人ホームで外出が禁止されるケース
 
老人ホームでは入居者の誰もが自由に外出できるというわけではありません。

 

状況によっては外出を断られる場合もあるので、事前に外出の条件を確認しましょう。

 

ここからは、老人ホームで外出が禁止されるケースについてチェックしましょう。

 

家族の付き添いがない場合

 
家族の付き添いがない場合
 
元気な方であれば1人での外出が認められることも多いです。

 

例えば、近所への散歩や買い物といった軽い外出なら、家族の付き添いは原則として不要です。

 

ただし、入居者が遠方まで外出するときには、家族や知人の付き添いが求められることがあります

 

また、外泊は基本的に家族の付き添いが必要です。

 

付き添いなしでの外泊でトラブルが起きた場合、家族側も施設側も適切な対処が難しくなります。

 

アクシデントを防ぐという観点から、付き添いのない外出を全面的に禁止している老人ホームもあります。

 

1人で外出したいときには、付き添いなしの外出が可能かどうかを事前に施設側に確認しましょう。

 

体調が優れない場合

 
体調が優れない場合
 
体調があまりよくないときには老人ホームからの外出を制限されるのが一般的です。

 

また、要介護度が高い方や日常的に医療措置が必要な方の場合、長時間の外出は難しいとみなされます。

 

事前に外出を予定していた場合でも、当日の体調が優れなければ無理をしない方が良いでしょう。

 

安静にしていた方がいいと判断された場合、外出の日時を再検討するなどの対処が求められます。

 

認知症の症状がある場合

 
認知症の症状がある場合
 
認知症の症状がある方は外出や外泊が制限されることがあります。

 

1人で出かけたものの、道が分からなくなってしまったという場合、無事に老人ホームに帰れない可能性があります。

 

また、交通ルールが判断できないために、大きな事故やトラブルが発生するかもしれません。

 

時には、通行人や店舗の従業員を巻き込む問題が起きてしまうこともあります。

 

認知症と診断されている方が外出する際には、老人ホームのスタッフか家族が付き添う必要があります。

 

夜間は基本的に外出禁止

 
夜間は基本的に外出禁止
 
多くの老人ホームでは、夜間は外出が禁止されています。

 

また、外出にあたって門限を設けている老人ホームも少なくありません。

 

老人ホームで夜間の外出が制限されているのは、入居者を守るためです。

 

暗い時間帯には転倒など事故のリスクがどうしても高まります。

 

夜間は犯罪に巻き込まれるリスクも考えられるため、外出は避けることが重要です。

 

さらに、老人ホームでは夜間には限られた夜勤スタッフのみで対応するケースが多いため、スタッフの負担軽減のためにも玄関を施錠することがほとんどです。

 

老人ホーム入所中に外出するときの注意点

老人ホーム入所中に外出するときの注意点
 
老人ホームの入所者が外出するときには、いくつかのポイントに気をつける必要があります。

 

ここからは、外出にあたっての注意点を見ていきましょう。

 

外出や外泊時にも老人ホームの料金は発生する

 
外出や外泊時にも老人ホームの料金は発生する
 
外出や外泊している間には老人ホームのサービスを受けませんが、普段と同じように利用料は加算されます。

 

数日間留守にした場合でも、その分の料金は支払わなければならないという点に注意しましょう。

 

食事がいるかどうかを申請しておく

 
食事がいるかどうかを申請しておく
 
外出や外泊をするときには、事前の申請を行いましょう。

 

特に、食事が必要か不要かを届け出ておくことは大切なポイントです。

 

食事に関する連絡を怠ると、余計な費用がかかります。

 

また、施設スタッフにも負担をかけてしまうので、早めに伝えておきましょう。

 

お出かけ先の医療機関を確認しておく

 
お出かけ先の医療機関を確認しておく
 
小旅行や観光などに出かけるときには、外出先や外泊先の医療機関をチェックしておきましょう。

 

確認しておきたいのは医療機関のアクセスの他、診療時間や緊急時の受け入れなどです。

 

起こり得る緊急の事態を想定し、あらかじめ医療機関や相談窓口を確認しておけば、安心して出かけられます。

 

保険証やお薬手帳を持参する

 
保険証やお薬手帳を持参する
 
外出時には保険証やお薬手帳、普段飲んでいる薬を持参しておきましょう。

 

外出先で体調を崩してしまった場合にも、保険証があればすぐに医療機関を受診できます。

 

また、紙パンツなど普段使っている介護用品がある場合には外出時に持参するのがおすすめです。

 

負担がかからない範囲で外出する

 
負担がかからない範囲で外出する
 
外出や外泊は高齢者にとって良いリフレッシュになります。

 

一方で、普段とは異なるリズムで過ごすことになるため、心身に負担がかかる可能性も否定できません。

 

無理に遠方に出かけたり負担がかかりやすい移動方法を選んだりすると、体調を崩してしまうおそれもあります。

 

気持ちよく外出するためにも、負担がかからないよう十分に配慮しましょう。

 

外出や外泊の前には、おおまかなスケジュールや移動手段を決めておきましょう。

 

また、食事のタイミングや就寝時間を老人ホームでの生活とできるだけ一致させるのもおすすめです。

 

【まとめ】外出や外泊は老人ホームのルールの範囲内で行うことが大切!

 
老人ホームへの入居後に体調に応じて外出や外泊をすることは十分可能です。

 

時々家族と一緒に出かけるのは、良いリフレッシュになります。

 

ただし、老人ホームでは夜間は外出禁止など、外出や外泊に一定のルールを設けています。

 

気持ちよく外出や外泊をするためにも、老人ホームが定めたルールを守るよう心掛けましょう。

 

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