老人ホームの入居準備はどう進める?必要な持ち物や注意点を紹介

2023年10月24日

老人ホームの入居準備はどう進める?必要な持ち物や注意点を紹介

老人ホームに入居する際には、居室に持ち込むアイテムを過不足なく用意しておくことが大切です。

 

入居者本人が使い慣れているアイテムを中心に揃えておけば、老人ホームでの生活を快適に過ごせます。

 

入居準備で必要なアイテムの種類は老人ホームによって異なるので、よく確認しておきましょう。

 

この記事では、老人ホームに入居するにあたっての準備について詳しく紹介します。

 

 

老人ホームへ入居する際に必要なもの

老人ホームへ入居する際に必要なもの
 
老人ホームへの入居に当たって必要なものは、以下のとおりです。

 

衣類

 
衣類
 
日々の生活で入居者本人が着用する衣類は必ず準備しておきましょう。

 

普段着のトップスとボトムスのほか、下着類やパジャマ類も必要です。

 

これに加えて「室内用の靴」と「屋外用の靴」も用意しましょう。

 

中には、室内履きはスリッパのみでよいという老人ホームもあるようです。

 

カーディガンなどの羽織りもの、ひざ掛けなどがあれば気温や室温に合わせた調整ができて便利です。

 

ほかに、外出やイベントの日に着られるおしゃれ着を1枚用意しておくのもよいかもしれません。

 

なお、衣類の洗濯サービスがある老人ホームも多いです。

 

そのため、目安としては「一週間分」ほどの衣類があれば十分に生活できるでしょう

 

老人ホームへの入居に合わせて衣類を新調する方もいますが、基本的には普段使っている衣類をそのまま持参すれば問題ありません。

 

日頃から着慣れているものを持ち込んだ方が気持ちが落ち着くという方は多いようです。

 

タオル類

 
タオル類
 
老人ホームへの入居時にはバスタオルとフェイスタオルを用意しましょう。

 

洗濯をして使うことを考えれば、「バスタオル3枚」程度と「フェイスタオル6枚」程度があれば十分です。

 

衛生用品

 
衛生用品
 
入居前に細かい衛生用品を用意しておくことも大切です。

 

必ず必要となる歯ブラシや歯磨き粉に加え、入れ歯を使っている方は入れ歯ケースや洗浄剤なども持参しましょう。

 

老人ホームの浴室には石けんやシャンプーが用意されていることが多いのですが、肌に合わなかった場合にはかゆみや乾燥に悩まされるかもしれません。

 

普段から使っているシャンプー、ボディソープなどを用意しておけば安心です。

 

また、化粧水や乳液などのスキンケア用品も準備しておきましょう。

 

ほかにヘアブラシ、爪切り、耳かき、ひげそり用品などもあると便利です。

 

老眼鏡や耳栓、イヤホンなども必要であれば用意しましょう。

 

消耗品

 
消耗品
 
老人ホームでは意外な消耗品を持参しなければならないこともあります。

 

例えば居室にはティッシュがないことがあるので、必ず準備しましょう。

 

また、トイレットペーパーが用意されていない老人ホームもあるので、事前に購入しておくのが安心です。

 

おむつを使う入居者は、自身でおむつを用意しなければならないことがほとんどです。

 

おむつの購入費用は「自治体から補助が出ることがある」ので、前もって確認しておきましょう。

 

食事のための道具

 
食事のための道具
 
食事のための道具を入居者自身で持ち込むこともあります。

 

食事の際にエプロンを着けるのであれば、事前に用意しておきましょう。

 

また、使いやすい食器を選んで持ち込む方も多いようです。

 

例えば、シリコンゴムのスプーンやフォーク、倒れにくい茶碗などもチェックしておくとよいでしょう

 

自力での食事摂取が難しいときには、食事を手助けするための福祉用具を用意しておく必要があります。

 

布団やシーツ

 
布団やシーツ
 
グループホームなどでは居室に寝具が用意されていないことがあります。

 

このような場合には、自分で布団シーツを持ち込まなければなりません。

 

また、カーテンがない居室の場合、自身でカーテンを購入することになります。

 

布団やシーツ、カーテンなどの準備は大変なので、必要かどうかを前もって確認しましょう。

 

タンスや衣装ケース

 
タンスや衣装ケース
 
老人ホームの居室に衣服を入れるケースがないときには、タンス衣装ケースを持ち込みましょう。

 

また、ハンガーも何本か用意しておくと便利です。

 

保険証やお薬手帳、診察券

 
保険証やお薬手帳、診察券
 
保険証と介護保険証、障害者手帳、お薬手帳はすぐに取り出せる場所にまとめて置いておく人が多いようです。

 

また、普段飲んでいる薬や、かかりつけの診察券なども忘れず用意しておきましょう。

 

趣味に関するアイテム

 
趣味に関するアイテム
 
老人ホームには趣味に関するアイテムをある程度自由に持ち込むことができます。

 

レクリエーションやリハビリがない時間には1人でのんびりと過ごすことになるため、ときに退屈を感じることもあるかもしれません。

 

本やスケッチブック、編み物、パズルなどお好みのアイテムを持ち込めば退屈せずに楽しく過ごせます。

 

老人ホームへ入居する際に不要なもの

老人ホームへ入居する際に不要なもの
 
老人ホームへの入居にあたってさまざまなアイテムを用意しておけば安心です。

 

しかし、中には老人ホームに持ち込めないアイテムもあるので注意しましょう。

 

ここからは、老人ホームに「持ち込み禁止のもの」や「不要なもの」について紹介していきます。

 

火器類

 
火器類
 
ライターチャッカマンなど、発火するアイテムは基本的には老人ホームに持ち込めません。

 

老人ホームに仏壇を持ち込む方もいますが、ろうそくや線香の使用は断られるのが一般的です。

 

仏壇を持ち込むのなら、LEDのろうそくを設置するなど工夫しましょう。

 

喫煙を不可としたり一定の制限を設けたりしている老人ホームは多いようです。

 

入居中にタバコを吸いたいという方は、事前に申し出て許可を得ましょう。

 

刃物類

 
刃物類
 
刃物類の持ち込みは事件や事故につながるおそれがあるため、基本的に禁止されます。

 

ナイフ類はもちろんのこと、ハサミや裁縫セットも基本的には持ち込めません。

 

貴重品

 
貴重品
 
高額な宝飾品腕時計などの貴重品は老人ホームには極力持ち込まない方がよいでしょう。

 

貴重品は管理が大変ですし、万一紛失があったときには大きなトラブルに発展するおそれがあります

 

老人ホームに入居するにあたってどうしても持ち込みたい貴重品があるときには、事前に施設に確認してみましょう。

 

老人ホームの入居準備に関する注意点

老人ホームの入居準備に関する注意点
 
老人ホームには多くの居住者がいるため、持ち物には名前を書いておくよう求められます。

 

名前の記載がない持ち物は誰のものかわからなくなってしまいます。

 

持ち物の紛失は、ときに入居者同士のトラブルのもとになることもあります。

 

衣類だけでなく、タオル類や小物類にも必ず名前を書いておくことが大切です。

 

衣類や小物類、消耗品類は必要に応じて買い足すようにしましょう。

 

家族が面会に行ったときに荷物の点検をし、足りない物があればその都度用意するのが安心です。

 

特に、衣類や下着類は季節によって入れ替える必要があるので、しっかり点検しておきましょう。

 

【まとめ】老人ホームでの生活に必要な物品をしっかり準備しておこう

老人ホームに入居するときには衣類やタオル類のほか、衛生用品や消耗品などさまざまなものを持参することになります。

 

老人ホームで快適な生活をスタートさせるためにも、必要な物品をしっかり準備しておきましょう。

 

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